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[特集 2023国際ロボット展vol.7]トレンドは「ソリューション提案」/ロボットメーカー

2023国際ロボット展(iREX2023)の見どころは何と言っても、ロボットメーカー各社の最新の自動化提案だろう。ロボット業界のトレンドの一つに「ソリューション提案」があり、最近はロボットの単体売りから周辺機器やデジタル技術などと組み合わせたソリューションへと提案の軸足を移すメーカーも増えている。今回展でも主要各社による最新のソリューションを間近で体感できるはずだ。

ロボットやAIで高度な自動化、包装機械業界の最新提案/ジャパンパック2023

10月3日~6日、東京都江東区の東京ビッグサイトで包装機械業界の展示会「JAPAN PACK(ジャパンパック)2023」が開かれた。420社・団体が出展し、4日間で合計3万6338人が来場した。今回展では「未来の包程式―当たり前のその先へ―」をテーマに掲げ、包装機械業界の技術トレンドである自動化や省人化に焦点を当てた。会場ではロボットや人工知能(AI)を活用し、包装の前後工程も含めた自動化提案が目立った。

[ロボットが活躍する現場vol.28] いずれ来る人手不足に備えて/オースズ

オースズ(横浜市港北区)はトルクヒンジなどの機構部品を製造する。従来は機構部品の組み立て工程の大部分が手作業だったが、2018年に自動化ラインを完成させた。組み立てからグリスの塗布、カシメ、部品の可動部のトルク測定までの一連の作業を自動化した。その自動化ラインはオースズの内製というのが驚きだ。鈴木瑞貴社長は「人手不足に備えて作業の自動化に取り組んだ。限られたリソースで生産性を高めたい」と語る。

AIロボティクスベンチャー、1億円の資金調達/Closer

筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は5月10日、1億円の資金調達を完了したと発表した。クローサーは2021年11月に創業し、食品製造現場など向けの自動化システム「PickPacker(ピックパッカー)」を開発している。今年の1月にインスタントみそ汁の生産ラインにピックパッカーの導入が決まるなど、注目を集める。

経産省のスタートアップ支援プログラムに採択/Closer

筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は4月6日、経済産業省が実施するスタートアップ企業の支援プログラム「J-Startup(スタートアップ)」に採択された。同プログラムは国内の約1万社のスタートアップ企業から「J-Startup企業」を選出するもの。J-Startup企業は国内外の展示会への出展や、事業の広報活動などで支援を受けられる。また補助金など支援制度の審査時に有利になる。

食品工場の自動化を後押し/Closer

筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は食品の生産ラインで調味料袋などをコンベヤー上に投入する自動化システムを提案する。人と同じくらいの作業スペースで包装された製品のピック&プレースなどを自動化できる。創業から2年目だが、インスタントみそ汁の生産ラインへの本導入が決まった。

リニアコンベアを提案の核に/ヤマハ発動機 江頭綾子ロボティクス事業部長 インタビュー

「2024年以降、ロボットや自動化システムの需要はこれまで以上に高まる」とヤマハ発動機ロボティクス事業部長の江頭綾子執行役員は語る。その時を見据え、同社はロボットなどを組み立てる浜松ロボティクス事業所の大幅拡張を急ぐ。高いシェアを誇るスカラロボットに加え、垂直多関節ロボットや直交ロボットなどさまざまな産業用ロボットをラインアップするが、「提案の核となるのは、リニアコンベア」と江頭事業部長は語る。その戦略とはいかなるものか、江頭事業部長に話を聞いた。

エプソンはさまざまなソリューションで、生産現場の難題解決を共に目指す Vol.1

エプソンは「省・小・精の技術」を起点に、常に新たな価値創造へ取り組み、顧客の期待に応えることに挑戦し続けている。その1つとして「生産現場の革新」にも注力する。生産現場での働き手の不足や熟練工の減少、消費者ニーズの多様化などさまざまな顧客の課題がある。それに対してエプソンは総力を挙げて全ての技術を結集させ、顧客と共に課題解決に取り組む。国内販売を担うエプソン販売(東京都新宿区、鈴村文徳社長)は「生産現場の革新」に向け、マニュファクチャリング、プリンティング、ビジュアルと3つのイノベーションを中心に現場を支えるソリューションを顧客に提供する。

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