生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

「紙のロボダイ」紹介記事

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[ロボットが活躍する現場vol.24]設備老朽化から執念でロボット化/丸栄

丸栄(広島市中区、立木陽子社長)は、広島名物のかきの養殖に欠かせない道具を製造する。その道具とは、直径2mmの小さな穴を開けたほたての貝殻。穴に針金を通して海中に沈めておくと、生まれたばかりのかきが貝殻の上で育つ。同社は年間2億枚もの貝殻を加工し、国内の多くの養殖業者に供給している。その生産能力を支えるのが、総勢8ライン24台のパラレルリンクロボットだ。「ロボット化以前は設備の老朽化により生産性が低下していた。何とか生産量を確保しなければならないとの執念でロボット化した」と立木大専務は語る。

食品工場の自動化を後押し/Closer

筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は食品の生産ラインで調味料袋などをコンベヤー上に投入する自動化システムを提案する。人と同じくらいの作業スペースで包装された製品のピック&プレースなどを自動化できる。創業から2年目だが、インスタントみそ汁の生産ラインへの本導入が決まった。

[SIerを訪ねてvol.31]経験生かして金属加工に特化/山本金属製作所

ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。31回目の今回は、工作機械を使った金属加工向けの自動化システムを提案する山本金属製作所(大阪市平野区、山本憲吾社長)を紹介する。1965年の創業時から金属加工を手掛けてきた同社が積み上げてきた経験やノウハウを武器に、製造現場の省人化や省力化をサポートする。

[ショールーム探訪vol.10]機械商社がここまでできるの!?/宮脇機械プラント「ロボットラボ&ショールーム」

ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第10回は、宮脇機械プラント(兵庫県明石市、岡本淳社長)の「ロボットラボ&ショールーム」を訪ねた。機械商社が本業ながら、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)としてロボットシステムの設計やプログラミングまで手掛ける。ロボットラボ&ショールームにはワーク(加工物)の工程間搬送や取り付け・取り外し、ピッキングなどをするロボットシステムが並ぶ。同社の技術力を知らなければ「ここまでできるの!?」と驚いてしまうだろう。2022年10月にリニューアルしたばかりのショールームに顧客を呼び込み、SIerとしての認知度向上を図る。

[特別リポートJIMTOF2022 vol.4] 進化するアプリケーション

11月8日~13日の6日間、都内の東京ビッグサイトで工作機械展「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF=ジムトフ2022)」が開かれた。同展はビッグサイト全館を使用する国内最大の工作機械展で、会期中に重複なしで11万4158人、重複ありで14万1948人が来場した。特別リポートJIMTOF2022のvol.1~3で紹介した他にも、会場ではさまざまなロボットシステムが展示された。

EV化『いつ、どこまで進むか』(前編)/ヨルグ・レジャー ABBマネージングディレクター

電機・重工大手ABB(スイス・チューリッヒ)のロボティクス&ディスクリート・オートメーション部門はいくつかのセクションに分かれており、うちオートモーティブ・グローバルビジネスラインと呼ばれる自動車チームを統括するのがヨルグ・レジャー氏だ。「電気自動車(EV)化はもはや『実現する』『実現しない』の議論ではなく『いつなのか』『どこまで進むか』の段階に入っている」と指摘する。「ロボット事業に関わって20年以上になるが、今ほどエキサイティングな時代はない」と笑みを見せる。

[ショールーム探訪vol.9]ロボット事業とコネクタ事業のコラボレーション/ストーブリ「東梅田ショールーム」

ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第9回は、スイスに本社を置く産業用ロボットメーカーのストーブリ(日本法人=大阪市淀川区、エティエン・レポール社長)の「東梅田ショールーム」を訪れた。大阪市内有数のオフィス街である東梅田で、高級車のディーラーを思わせるガラス張りの建物から産業用ロボットをアピールする。ロボット事業とコネクタ事業がコラボレーションした展示が目玉だ。

[新連載 進化する物流vol.1]物流の変革期に、過去最大の規模で/国際物流総合展 北條英 事務局長

物流自動化の最前線を紹介する新連載「進化する物流」。第一回は「国際物流総合展2022」の事務局長を務める日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の北條英JILS総合研究所長に、物流業界の現状や今回展の見どころを聞いた。9月13日~16日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる同展は、物流関係ではアジア最大級の専門展だ。

大手ロボットメーカー幹部が未来を語る【前編】/RTJ2022「スペシャルセッション」

3日間で合計4万1880人の来場者を集めた「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2022」。会場では連日、そこかしこで製品や技術がPRされたが、とりわけ多くの来場者の関心を集めたのが、会期初日の6月30日に開催された主催者企画「スペシャルセッション」だ。ファナックや安川電機、デンソーウェーブ、ABBの大手ロボットメーカー4社の幹部が参加。「これからのロボットの使い方」をメインテーマに、それぞれのロボットメーカーが思い描く未来像を語った。

[注目製品PickUp! vol.43]ワークも爪もこれ1台、導入しやすいパッケージ/松本機械工業「Smart Terrace」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」も43回目を迎えた。今回は、工作機械の周辺機器メーカーの松本機械工業(金沢市、松本要社長)が開発したパッケージシステム「Smart Terrace(スマートテラス)」を取り上げる。工作機械への加工対象物(ワーク)の供給やチャックの爪交換の作業を自動化でき、中小企業でも導入しやすいのが特徴だ。変種変量生産や多品種少量生産の自動化に力を発揮する。

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