生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

「紙のロボダイ」紹介記事

RECENT POSTS

[ロボットが活躍する現場vol.9]協働ロボで現場革新【前編】/日産自動車

日産自動車の横浜工場は、2014年から協働ロボットを使った自動化に取り組む。製造部に新設された「革新製造技術チーム(革新チーム)」が中心となり、これまでに4つの協働ロボットシステムを構築した。エンジンの組み立て工程の一部を協働ロボットが担う。「狭い空間で人と一緒に働ける協働ロボットは、既存の生産ラインを変えずに製造工程の改善ができる」と革新チームリーダーの白石京専門工長は言う。

[海外展リポート]ロボットに何をさせる? 欧州の工作機械見本市での提案【前編】/EMOハノーバー2019

欧州国際工作機械見本市「EMO(エモ)ハノーバー2019」が9月16日~21日の6日間、ドイツ・ニーダザクセン州のハノーバー国際見本市会場で開かれた。欧州では人手不足が深刻化しており、自動化や省人化の提案が目立った。工作機械がメインの展示会で、ロボットはどのような作業をしたのか。ロボットの作業内容に焦点を当てる。

スマート工場をワンストップで提供/チームクロス FA

最新の自動化技術を導入したスマート工場をワンストップで提供する企業連合Team Cross (チームクロス) FA が8月に発足した。ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などが幹事企業として参画する。「今後日本は生産技術を輸出すべき。海外では大規模な工業団地の造成が進んでおり、数千億円の売り上げ規模も狙える」と複数の幹事企業の代表を務める天野真也社長は言う。

[SIerを訪ねてvol.10]3Dばら積みピッキングで注目集める新会社【前編】/トキワシステムテクノロジーズ

ロボットシステムの設計や製作を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」も、とうとう10回目を迎えた。今回は、名古屋市中区に本社を構えるトキワシステムテクノロジーズ(TST、今井嘉之社長)を取材した。2018年2月に設立したばかりの新会社で、独自の画像処理技術を駆使した3次元(D)ばら積みピッキングのシステムを得意とする。19年7月には、6軸の垂直多関節ロボットを使った、ボルトや円柱形状の部品のピッキングシステムを新たに開発した。

自動化は協働ロボで柔軟に! 北陸の工作機械メーカーが掲げる「スリートップ戦略」/中村留精密工業

中村留精密工業(石川県白山市、中村健一社長)は創業70周年を機に、「工作機械」「ソフトウエア」「オートメーション」の3つの分野で質的なトップを目指す「スリートップ戦略」を新たに掲げた。オートメーションの分野では①スピード②スペース③フレキシビリティー(柔軟性)――の3つを追求する考えで、最近は人と一緒に働ける協働ロボットを使った柔軟性の高い自動化提案に力を入れる。2019年5月に金沢市で開かれた「MEX金沢2019」でも、協働ロボットを使った自動化システムなど、スリートップ戦略を具体化した展示物を披露した。

[特集FOOMA JAPAN]序論:ロボットが食品産業を救う

「ロボットが食品産業を救う」、この表現は決して誇張ではない。厚生労働省の統計では、人手不足の指標である欠員率が製造業全体の2倍以上の数値となるなど、食品産業の人手不足は深刻だ。また食品産業は巨大な市場を持ちながらも、まだまだロボットが普及していないため、ロボット関係の事業者はこの商機を逃すまいと食品向け提案に力を入れる。その最先端の提案が一堂にそろうのが、7月9日~12日に東京で開かれる食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」だ。

「私、重い部品も持てます」、力持ちなヒト型の双腕協働ロボット/東芝機械ソリューションフェア2019

東芝機械が双腕型の協働ロボットの開発を進めている。5月23日~25日に開催したプライベートショー「第17回東芝機械グループソリューションフェア2019」に開発中の双腕型協働ロボット2機種を参考出展し、大きな注目を集めた。双腕型の協働ロボットはロボットメーカー数社がすでに製品化しているが、東芝機械が開発するロボットは他の製品よりも可搬質量が大きい。製品化されれば、双腕型協働ロボットの新たな用途開拓につながりそうだ。

革新的なロボット技術に脚光/ネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア2019

ものづくりに関する先端技術を集めた産業見本市「ネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア(NITF)2019」が3月19日と20日の2日間、愛知県千種区の多目的ホール「吹上ホール」で開催された。自動車関連メーカーをはじめロボットメーカーなど68社・団体が出展した。展示会名にもあるように、イノベーティブ(革新的)な製品や技術が数多く見られた。中でも、脚光を浴びたのはロボットやモノのインターネット(IoT)技術だった。

欧米や日本だけじゃない。台湾にもロボットメーカーが!【その1】

産業用ロボットと言えば、米国で研究が進められ、欧州メーカーが市場を開拓し、日本メーカーもそれに続いたとされる。諸説あるものの、欧州と日本のメーカーが多くのシェアを占める現状を見れば疑いようもない。しかし欧州や日本のメーカーだけでなく、台湾にも産業用ロボットのメーカーがあり、工作機械とともに中国をはじめとするアジアや欧州の新興国の市場に進出している。台湾メーカーのロボットと、ロボットを導入した自動化や省人化の取り組みを紹介する。

TOP