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1t可搬タイプ登場、物流支援ロボットのラインナップ拡充/ZMP

ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は7月20日~22日、自社の新製品や新サービスを発表するイベント「ZMP world(ワールド)2022」を開催した。自動運転ソリューションや人工知能プラットフォームなどさまざまな分野の製品を紹介する中で、最終日の7月22日には物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」のラインアップ拡充を発表した。1t可搬タイプや、オプションなどを組み合わせ自在にカスタマイズできるタイプなどを追加した。

ロボット関節用の回転モジュールを受注開始/THK

THKは7月20日、ロボットの関節機構に適した回転モジュール「RMR」の受注開始を発表した。ベアリングや減速機、モーター、エンコーダー、ブレーキなどを一体化した製品で、ロボットの関節部に必要なメカ要素をすべてそろえる。アーム部品や直動機構と組み合わせることで、ユーザー自身が必要な仕様に合わせ自在にロボットを構築できる。

手首ロボ「i-WRIST」に可搬質量が大きいグレードを追加/NTN

ベアリングなどの機械部品を製造するNTNは7月20日、手首関節モジュール「i-WRIST(アイリスト)IWSシリーズ」の最大可搬質量が増加した新グレード「IWS-C01」を開発したと発表した。アイリストは産業用ロボットのようなアーム(腕)ではなく、人の手首のような動作に特化したロボットで、リーチは短いが屈曲や旋回の角度を高速かつ自在に制御できるのが特徴。新シリーズは、制御方法の最適化で最大可搬質量が従来機比2kg増の3kgになった。最大可搬質量が増えたことで、搭載できるエンドエフェクターや製品の選択肢が従来機よりも広がる。本体のサイズは従来機と変わらないため、同様の感覚で使える。IWS-C01は5月に発売しており、これから販売促進活動により注力する方針だ。

世界最大級のロボット展に出展/Mech-Mind

中国のビジョンシステムメーカー、Mech-Mind(メックマインド)ロボティクスが、6月21日~24日に開催された世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」に出展した。オートマティカは2年に一度、西暦偶数年にドイツのミュンヘンで開催される世界最大級のロボット展。3次元(D)カメラの「Mech-Eye(メックアイ)」に加え、3Dビジョンセンサーを活用したピッキングシステムなどを展示した。同社は3Dビジョンを使ったロボットシステムを、包括的に提案できることが特徴。例えばバラ積みピッキングでは、ピッキングの対象物の位置を自動で認識し、ロボットの動作プログラムの生成まで、コードを使わずに対応できる。

最大リーチ量1700mmの協働ロボットを発売/DOBOT

中国に本社を置くロボットメーカーDOBOT(ドゥーボット)は6月8日、6軸タイプの協働ロボット「CR3L」をラインアップに追加すると発表した。狭い空間での作業を得意とし、積み降ろしや仕分けの他に、家庭用電化製品や半導体業界の小型部品検査などに向く。最大リーチ長は1700mmで、従来品の「CR10」と比べて11.5%伸びた。CRシリーズは低価格で、コスト面での導入のハードルが低い。また協働ロボットとしては動作速度が速く、人が近くにいない場合などに高速稼働させることもできる。

アスクル物流センターにAMR34台を導入/ラピュタロボティクス

ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者)は6月22日、埼玉県日高市にあるアスクルの物流センターに自律搬送車(AMR)「ラピュタPA-AMR」34台を導入したと発表した。EC(電子商取引)向け物流倉庫で34台のAMRを稼働させるのは、同社にとって最大の規模。同製品の導入で生産性が従来比約1.8倍に向上し、ピッキング作業に必要な人員も同約3割減を達成した。

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