多関節ロボットによるプレス間搬送を高速化/アマダプレスシステム
アマダプレスシステム(神奈川県伊勢原市、堀江喜美雄社長)は4月12日、多関節ロボットプレスラインシステム「ARPAS(アルパス)」を発売した。複数のプレス機と多関節ロボットで構成される生産ラインでは、従来はプレス機のスライドが上がりきった後にロボットで加工対象物(ワーク)を搬送していた。アルパスでは、プレス機とロボットを協調制御し、動作をオーバーラップさせながらワークを搬送することで、生産のタクトタイムを短縮した。
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アマダプレスシステム(神奈川県伊勢原市、堀江喜美雄社長)は4月12日、多関節ロボットプレスラインシステム「ARPAS(アルパス)」を発売した。複数のプレス機と多関節ロボットで構成される生産ラインでは、従来はプレス機のスライドが上がりきった後にロボットで加工対象物(ワーク)を搬送していた。アルパスでは、プレス機とロボットを協調制御し、動作をオーバーラップさせながらワークを搬送することで、生産のタクトタイムを短縮した。
人工衛星を開発・製造するアストロスケール(東京都墨田区、小山貴義社長)は4月4日、経済産業省から「令和3年度補正宇宙開発利用推進研究開発(宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術開発)」を受託したと発表した。昨年受託した「令和2年度補正宇宙開発利用推進研究開発」からの継続受託となる。
シュンク・ジャパン(東京都品川区、星野泰宏社長)は3月31日、磁力で物を吸い付けて持ち上げるマグネットグリッパー「EMH」に新バリエーションを追加したと発表した 従来から販売する単極の「EMH-RP」に加え、双極の「EMH-DP」と4極のEMH-MPを新たに発売した。EMH-DPはばら積みピッキングに最適で、側面もマグネットになっているため壁際の小物部品も把持できる。EMH-MPはシート材などのハンドリングに最適で、 4 段階の把持力制御により、極薄鋼板も扱える。
デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)は電動式ロボットハンド「インテリジェントグリッパ」を新たに開発し、自社展示会「DENSO Robotics Expo (デンソー・ロボティクス・エキスポ、DREx)2022」で参考出展した。
日本惣菜協会(会長・平井浩一郎ヒライ社長)を中心に開発を進めていた複数の惣菜業界向けロボットシステムが3月末までに、相次いで本格的に生産現場に導入された。同協会などは3月29日に記者会見を開き、唐揚げを弁当詰めするロボットやポテトサラダを容器に盛り付けるロボットを実演。平井会長は「会員各社は人手不足に困窮し、わらにもすがる思いでロボットを使った自動化に期待している。惣菜業界が変わる」と期待を示した。
三菱電機は3月29日、生産設備や生産ラインの3次元(D)シミュレーター「MELSOFT Gemini(メルソフトジェミニ)」を発売すると発表した。発売日は4月28日。メルソフトジェミニは、デジタル空間に3Dで構築した生産設備や生産ラインの動作や制御などを事前に机上で検証でき、生産設備や生産ラインの立ち上げ時間の削減に貢献する。同製品を制御動作シミュレーター「メルソフトシミュレーター」や機器に直接接続することで高速で通信できるため、検証の精度が向上した。生産設備の異常動作を検知したデータを波形表示などさまざまな方法で表示するため、異常の原因がわかりやすくなる。また、本体に内蔵した約2500種類の機器パーツを、3D画面上にドラッグ・アンド・ドロップするだけで、生産ラインのレイアウトを構築できる。
ロボットシステムを設計、製作するシステムイングレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。第22回に登場するのは、社員は少数ながら自動化システムの設計から稼働までの流れをワンストップで実現するブリッジ・ソリューション(大阪市住之江区、坂本俊雄社長)だ。人工知能(AI)やその他新技術の活用を通じて、協働ロボットの可能性を追求する。また、坂本社長は要件定義や設計をコンサルティングとして有料化し、SIer業界のビジネスモデルに一石を投じる。
ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、オリムベクスタ(東京都台東区、木方敬社長)が昨年末に発売した小型の垂直多関節ロボットアーム「OVR350K1」を取り上げる。モーターが共通する製品なら単軸ロボットから5軸のOVR350K1に至るまで、全て同じコントローラーで制御できるなど使い勝手の良さが特徴だ。自作ロボットを検討する顧客にも「ちょうどいい」スペックで、「導入しやすく、業種を問わず幅広い需要があり、潜在需要は非常に大きい」とみる。
会期の直前から会期中・会期後まで合計30本の記事を掲載してきた「特集 国際ロボット展」。最後を飾るのは、会場内最大級のブースでさまざまな製品デモを披露した安川電機だ。ロボットを動かすにはティーチング(教示)が必要――。その常識を打破するかのように、会場ではティーチングが不要な次世代ロボットなどを展示した。自律的に動くロボットで、変種変量生産の自動化を提案する。
輸入商社の進和(東京都板橋区、倪昌浩社長)は「2022国際ロボット展(iREX2022)」に、中国の上海市に本社を置くJAKA(ジャカ)ロボティクスの協働ロボットを出展した。進和で営業部長を務める内田文武取締役は「導入の条件次第では、他社の半額以下のコストになる。『安い中国製は品質も悪い』とのイメージを変えたい」と意気込む。