「高度な技術を使いやすく」、新製品を多数発表/ファナック
ファナックは4月、山梨県忍野村の本社で「新商品発表展示会」を開いた。溶接ロボットや協働ロボットなどの新製品を発表した。最終日は真冬のような寒さになり季節外れの雪に見舞われるなど、天候には恵まれなかったが、会場は大くの人でにぎわった。「高度な技術をいかに使いやすくするか、という視点で商品化した」と山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は話す。
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ファナックは4月、山梨県忍野村の本社で「新商品発表展示会」を開いた。溶接ロボットや協働ロボットなどの新製品を発表した。最終日は真冬のような寒さになり季節外れの雪に見舞われるなど、天候には恵まれなかったが、会場は大くの人でにぎわった。「高度な技術をいかに使いやすくするか、という視点で商品化した」と山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は話す。
中国国内で最大規模の工作機械の展示会「第16回中国国際工作機械展覧会(CIMT2019)」が4月15日~20日、北京市の中国国際展覧センター新館で開かれた。人件費の上昇や厳格な残業規制などの影響で、中国国内では自動化のニーズがここ数年で急速に高まった。会場でも工作機械メーカーは自動化を積極的に提案した。また産業用ロボットメーカーが多く出展したホールは常に来場者で混雑していた。中国での自動化トレンドを探りたい。
FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は4月19日、都内で事業成果報告会を開いた。報道陣に対し久保田会長が、昨年度の実績や今年度の事業方針を発表した。「昨年7月に144社で発足したが、その後も入会希望が相次ぎ、会員数は間もなく200社超になる。今年度は統計調査や検定制度の創設、学生に対する認知度向上の取り組みなどに力を入れたい」と久保田会長は話す。
製造業の専門見本市「名古屋ものづくりワールド2019」が2019年4月17日~19日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。「第4回名古屋機械要素技術展(M-テック名古屋)」など5つの専門展で構成され、会期中延べ3万6000人が来場した。M-テック名古屋ではロボットを活用した自動化関連の技術提案が特に目立った。
世界最大規模の産業見本市「ハノーバーメッセ2019」が2019年4月1日~5日の5日間、ドイツのハノーバーで盛大に開催された。今回展では、次世代の工場「スマートファクトリー」向けの最新技術の提案が花盛りだった。中でも、第5世代移動通信システム(5G)や協働ロボットが大きなトレンドとして来場者の注目を集めた。前半は協働ロボットをメインに出展者各社の展示を紹介した。人生初のドイツ出張を経験した記者によるリポートの後編は、協働ロボット以外の自動化提案を中心に取り上げる。
世界最大規模の産業見本市「ハノーバーメッセ2019」が2019年4月1日~5日の5日間、ドイツのハノーバーで盛大に開催された。開催地のドイツでは、製造業の革新を目指す戦略的プロジェクト「インダストリー(I)4.0」を推進している。それだけに今回展では、I4.0のコンセプトを具体化した次世代の工場「スマートファクトリー」向けの最新技術の提案が花盛りだった。中でも、第5世代移動通信システム(5G)をはじめとしたデジタル化の技術や協働ロボットなどの自動化技術が大きなトレンドとして来場者の注目を集めた。前編と後編の2回にわたり、人生初のドイツ出張を経験した記者がリポートする。
医療機器の製造・設計に関する展示会「Medtec Japan(メドテックジャパン)2019」が3月18日~20日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。523社・団体が出展し、2万5000人以上が来場した。医療機器以外にも活用できる技術や部品の展示も多く、会場ではロボット関連の提案も見られた。
ロボットなどを使った自動化のニーズは、研削・研磨の業界でも広がりを見せる。3月18日~20日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた研削加工技術の専門展「グラインディング・テクノロジー・ジャパン2019」でも、ロボットを活用した提案があった。研削・研磨加工は切削加工と比べて自動化やロボットの利用が進んでいないとされるが、ドリルなどの刃物を製造する工具研削などの分野ではロボット活用の提案が活発化していることがうかがえた。
ものづくりに関する先端技術を集めた産業見本市「ネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア(NITF)2019」が3月19日と20日の2日間、愛知県千種区の多目的ホール「吹上ホール」で開催された。自動車関連メーカーをはじめロボットメーカーなど68社・団体が出展した。展示会名にもあるように、イノベーティブ(革新的)な製品や技術が数多く見られた。中でも、脚光を浴びたのはロボットやモノのインターネット(IoT)技術だった。
クラウドサービス推進機構(松島桂樹理事長)と、FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は3月14日、東京都港区の機械振興会館ホールで「第1回新時代のものづくり研究会」を共同開催した。モノのインターネット(IoT)やロボットなどの各分野の専門家が登壇し、最新動向などを紹介した。