直接操作してロボットの教示も! 新製品の販売本格化/KUKA
ドイツに本拠地を置くKUKA(クカ)の日本法人、KUKA Japan(横浜市保土ヶ谷区、大田紘社長)がこのほど、3つの新製品を日本法人本社に導入し、顧客への提案を強化している。大田社長は「今回の新製品で製品レパートリーが充実し、使いやすさも大幅に向上した。既存顧客はもちろん、新規分野や中小企業向けの提案も強化したい」と意気込む。
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ドイツに本拠地を置くKUKA(クカ)の日本法人、KUKA Japan(横浜市保土ヶ谷区、大田紘社長)がこのほど、3つの新製品を日本法人本社に導入し、顧客への提案を強化している。大田社長は「今回の新製品で製品レパートリーが充実し、使いやすさも大幅に向上した。既存顧客はもちろん、新規分野や中小企業向けの提案も強化したい」と意気込む。
安川電機は6月17日、従来から販売する10kg可搬の協働ロボットと同じリーチで、可搬質量を2倍の20kgにした新製品「MOTOMAN(モートマン)-HC20SDTP」を発売した。高い安全性やロボットの未経験者でも扱いやすい操作性などはそのままに、10kgを超える重量物を扱う作業や、アームが強い反力を受けるナット締結にも使えるようにした。
デンマークに本社を構えるモバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)は6月16日、自律走行型搬送ロボット用のオプション「MiR(ミア)250 Hook(フック)」を発売すると発表した。
工作機械の周辺機器メーカー、松本機械工業(金沢市、松本要社長)がロボットシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業に本格的に乗り出した。2020年10月にプロジェクトチームを発足し、チャック(複数の爪で被加工物を固定する工作機械用機器)の爪交換やワーク(被加工物)の脱着作業を自動化するパッケージシステム「All In One(AIO、オールインワン)」を開発した。
デンマークの大手協働ロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は6月11日、同社の協働ロボットを高度な板金加工を手がける藤田ワークス(鹿児島県霧島市、藤田幸二社長)へ導入したと発表した。
射出成形機用の取り出しロボットを開発、製造、販売するスター精機(愛知県大口町、塩谷国明社長)は6月11日、取り出しロボットと組み合わせて使う成形品ストック装置「パレットチェンジャーCF-70」を4月より発売したと発表した。
ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」も35回目を迎えた。今回は、ナベルホールディングス(ナベルHD、三重県伊賀市、永井規夫社長)のロボットカバー「Robot-Flex(ロボットフレックス)」を取り上げる。ロボットの用途に応じて6種類の素材の用意し、ロボット本体や内部機構を過酷な環境から守る。一般的な産業用ロボット向けにはオーダーメードで製作する戦略を取り、協働ロボット向けでは標準品のラインアップ拡充に取り組む。
産業機器や事務機器向けに機構部品や磁気製品、熱関連部品を設計、製造する下西技研工業(大阪府東大阪市、下西孝社長)は、産業用ロボットや物流業界の市場開拓を図る。昨年12月に発売した「スイッチングマグホルダー」は、小型で軽量ながら強い磁力で最大50kg程度の重量物も保持できる。
米国のMarkforged(マークフォージド)はロボットユーザーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)に向け、自社製の3Dプリンターを使ったロボットハンドの爪の製作を提案する。爪は従来、切削加工で製造するケースが多かったが、3Dプリンターによる積層造形に置き換えるとどういうメリットがあるのか? 後編では同社の3Dプリンターを使って成果を上げた顧客の事例をいくつか紹介する。
アジア最大級の食品機械展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展) 2021」が6月1日~4日の4日間、愛知県常滑市の「アイチ・スカイ・エキスポ」で開催された。会期4日間でのべ2万2420人が来場した。会場には多数の食品機械やロボットシステム、ロボット関連製品が展示され、大勢の来場者の熱い視線を集めた。後編ではロボットダイジェスト編集部が会場で取材した、出展者各社のロボットハンドの最新提案を紹介する。