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産業ロボット向けも拡充 アルミ構造材のSUS【後編】

アルミ製構造材大手のSUSが、産業用ロボット向け製品を拡充している。前編で紹介したパラレルリンクロボットを取り付ける架台(アルミフレーム)に加え、今年8月には、ファナックの協働ロボット「CRXシリーズ」専用のアルミ製台車が完成した。安全柵なしで稼動できる協働ロボットは、状況に応じた頻繁な移動が求められる。SUSのアルミ製台車なら軽く、キャスター(車輪)付きで簡単に現場間を移動させられる。開発を担当した第1開発グループソリューションチームの伴野慎哉チームマネージャーに話を聞いた。

ロボットレンタルにファナックの新型協働ロボを追加/オリックス・レンテック

オリックス・レンテック(東京都品川区、細川展久社長)は10月30日、ファナックの新型協働ロボット「CRXシリーズ」の法人向けレンタルサービスを開始すると発表した。CRXシリーズは安全柵なしで使える協働ロボットだ。タブレット端末で直感的に動作設定ができるため、ロボット操作の経験がなくても簡単に扱うことができる。

低コスト、簡単立ち上げの自動化を/ファナック 山口賢治 社長兼CEO

ファナックは、自社製ロボットやモノのインターネット(IoT)基盤「FIELD system(フィールドシステム)」を自社工場に導入し、自動化やデジタル化を推進する。山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は協働ロボットに期待しており、従来の「黄色」のロボットを使った高度な自動化システムに加え、「低コストで簡単に立ち上げられる自動化システムも目指すべきもう一つの方向性として追求する」と話す。

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