ロボット大賞経済産業大臣賞を受賞/ファナック
ファナックは3月12日、日本機械工業連合会(会長・大宮英明三菱重工業相談役)が経済産業省などと共催する「第9回ロボット大賞」で、同社の協働ロボット「CRX」シリーズが経済産業大臣賞を受賞したと発表した。
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ファナックは3月12日、日本機械工業連合会(会長・大宮英明三菱重工業相談役)が経済産業省などと共催する「第9回ロボット大賞」で、同社の協働ロボット「CRX」シリーズが経済産業大臣賞を受賞したと発表した。
アルミ製構造材大手のSUSが、産業用ロボット向け製品を拡充している。前編で紹介したパラレルリンクロボットを取り付ける架台(アルミフレーム)に加え、今年8月には、ファナックの協働ロボット「CRXシリーズ」専用のアルミ製台車が完成した。安全柵なしで稼動できる協働ロボットは、状況に応じた頻繁な移動が求められる。SUSのアルミ製台車なら軽く、キャスター(車輪)付きで簡単に現場間を移動させられる。開発を担当した第1開発グループソリューションチームの伴野慎哉チームマネージャーに話を聞いた。
オリックス・レンテック(東京都品川区、細川展久社長)は10月30日、ファナックの新型協働ロボット「CRXシリーズ」の法人向けレンタルサービスを開始すると発表した。CRXシリーズは安全柵なしで使える協働ロボットだ。タブレット端末で直感的に動作設定ができるため、ロボット操作の経験がなくても簡単に扱うことができる。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月16日、「革新的ロボット研究開発基盤構築事業」に着手すると発表した。同事業ではロボットの導入があまり進んでいない領域にも対応可能な産業用ロボットシステムの実現に向け、産学連携で研究開発に取り組む。
大手鋳造装置メーカーの新東工業は10月13日、昨年2月に開発したひずみゲージ式6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」がファナック、川崎重工業、デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、中川弘靖社長)の国内ロボットメーカー3社のオプションとして正式採用されたことを発表した。
ファナックは10月12日から国内で、スマートフォン(スマホ)を利用した問い合わせサービス「FabriQR Contact(ファブリキュアコンタクト)」を開始した。ファブリキュアコンタクトは、問い合わせ対応の迅速化を図るためのサービスだ。
ファナックの創業者で名誉会長だった稲葉清右衛門(いなば・せいうえもん)氏が10月2日、老衰のため死去した。95歳。通夜や葬儀は近親者のみで執り行った。後日、会社主催の「お別れの会」を執り行う予定だが、詳細は未定。
ファナックは、自社製ロボットやモノのインターネット(IoT)基盤「FIELD system(フィールドシステム)」を自社工場に導入し、自動化やデジタル化を推進する。山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は協働ロボットに期待しており、従来の「黄色」のロボットを使った高度な自動化システムに加え、「低コストで簡単に立ち上げられる自動化システムも目指すべきもう一つの方向性として追求する」と話す。
産業用ロボットや工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)に関連する各種機器を製造するファナックは9月16日、技術情報を発信するウェブサイト「ファナック・デジタル・トランスフォーメーション・カスタマー・エンゲージメント(FANUC DXCE)」を公開した。
川崎重工業、デンソー、ファナック、不二越、三菱電機、安川電機の6社は8月7日、産学連携により産業用ロボットの基礎研究を行う技術研究組合「産業用ロボット次世代基礎技術研究機構(略称ROBOCIP=ロボシップ)」を設立したと発表した。