生産性3割向上! AGVで組み立て中の機械を搬送/DMG森精機
大手工作機械メーカーのDMG森精機は10月19日、欧州最大の生産拠点であるドイツ・フロンテン工場内に「monoBLOCK(モノブロック)エクセレンスファクトリー」を新設し、稼働を開始したと発表した。5軸制御マシニングセンタ「モノブロックシリーズ」などを製造する工場で、広さは約4000㎡。自動化・デジタル化のモデル工場として、最新鋭のシステムを多数導入した。
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大手工作機械メーカーのDMG森精機は10月19日、欧州最大の生産拠点であるドイツ・フロンテン工場内に「monoBLOCK(モノブロック)エクセレンスファクトリー」を新設し、稼働を開始したと発表した。5軸制御マシニングセンタ「モノブロックシリーズ」などを製造する工場で、広さは約4000㎡。自動化・デジタル化のモデル工場として、最新鋭のシステムを多数導入した。
東芝三菱電機産業システム(東京都中央区、山脇雅彦社長)は9月30日、長崎市の長崎事業所に産業用ロボットを導入し、主力製品「プレミアム高効率シリーズ」など中型モーターの出荷検査を自動化したと発表した。
新連載「ロボへの道も一歩から」は、産業用ロボットを初めて導入しようとする会社に記者が訪問、その課程で起きた出来事や苦労などを紹介する。何度も足を運び、ロボットの導入までを追いかける。進行中の計画を取材するため、記者自身、何が起こるのか分からない。
B&Rインダストリアルオートメーション(B&R)のリニア搬送システム「SuperTrak(スーパートラック)」と「ACOPOStrak(アコポストラック)」。工場内物流を一変する製品だ。日本法人(横浜市西区)の小野雅史社長は「単なる搬送用途にのみ使うのはもったいない」と言う。その言葉の真意とは。
ロボットシステムの設計や製作を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。16回目の今回は、愛知県小牧市に本社を置くコスモ技研(五十嵐宏一社長)を訪問した。同社が得意とするのは、付加価値が高く特殊なロボットシステム。競合他社が敬遠する難しい案件を「飯のタネ」とし、顧客からは駆け込み寺のSIerとして認識される。
ユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は8月31日、大坂林業(北海道幕別町、松村幹了社長)の苗木生産工程にUR製協働ロボットが導入されたと発表した。自動土投入機に送り込むため、空の育苗用コンテナをコンベヤーに載せる工程を協働ロボットが担う。
化粧品の通信販売などを手掛けるオルビス(東京都品川区、小林琢磨社長)は8月25日、埼玉県加須市のオルビス東日本流通センターで自動出荷システム「T-Carry system(ティー・キャリー・システム)」の稼動を開始した。
中国に本社を置く物流用の搬送ロボットメーカー、ギークプラス(日本法人=東京都港区、佐藤智裕社長)は7月20日、物流コンサルティング事業などを手掛けるSBロジスティクス(東京都港区、冨澤文秀社長)とともに、大阪府吹田市にあるアスクルの物流センターに搬送ロボット「P500R」を111台導入したと発表した。
今年で創業30周年を迎えるエス・イー・ティー(SET、愛知県蒲郡市、高橋良昭社長)は、自動車産業を中心に自動化を手掛けるシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。顧客の要望やコストを踏まえた提案を心がける。「自動車産業向けの自動化は洗練されており、そのノウハウは他業種にも転用できる」と高橋社長。最近では、食品産業からの引き合いもある。
工作機械メーカーの豊和工業は昨年、ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業に参入した。昨年や一昨年の展示会では、ロボットを使った旋盤用チャックの自動爪(ジョー)交換システムなどを披露した。また最新の設備ではなく、工場で稼動する古い設備を自動化するシステムも提案。「未来の工場ではなく、今の工場に導入できるものを」と渡辺健司取締役機械事業部長はアピールする。