物流ロボセミナー開き、AGVなど提案/協栄産業
投資回収が非常に速い
ギークプラスは中国に本社を構える2015年創業のロボットメーカー。棚の無人搬送や仕分け作業のシステムを、独自のロボットを使い構築し、ソリューションとして提案する。棚の下に入り持ち上げて移動させられる無人搬送車(AGV)「EVEシリーズ」は、サイズなどが異なる5製品をラインアップする。
ギークプラスの佐藤社長は、作業者の歩行時間を大幅に減らせるメリットなどを説明し、「作業時間を70~80%削減するシステムを構築できる」と話す。中国をはじめ日本市場も含めた多数の導入事例を示しながら、「設備全体を入れ替える大がかりな投資でなく、段階的に投資して少しづつ導入していける」とメリットを指摘し、「投資回収が非常に速く、平均で3年程度での回収が可能」と強調した。
追従運搬ロボットやマッスルスーツも
物流業界の付加価値をより一層上げる
協栄産業の萩谷昌弘常務は同社の搬送ソリューション事業の取り組みを説明し、「物流業界には今までにない変革の波が来ている。今こそ物流業界の付加価値をより一層上げなければならない時期。協栄産業は社員の40%がエンジニアの技術専門商社であり、顧客のニーズとロボットメーカーの提供するソリューションを結びつけるだけでなく、システム構築や保守メンテナンスも担うシステムインテグレーター」と強調した。
――終わり
(ロボットダイジェスト編集部 芳賀崇)