源流は自動車部品、技術を生かしニーズを形に/近藤製作所
現場に根差す
最大の強みは、同社が掲げる「ニーズをカタチに」の合言葉の通り、顧客の現場のニーズに即した製品やシステムを提案できることで、その源泉は社内の自動車部品工場にある。①の自動車部品は同社の源流とも言える事業部で、ブレーキやエアバッグなどに使われる冷間鍛造(金属材料を熱さずに圧力をかける加工法)部品を量産する。
②~④の事業部は全て、自社の自動車部品工場のニーズと、顧客のニーズから派生して設立された。自動車部品工場からニーズを吸い上げると共に、それぞれの事業部で開発した製品やシステムを自動車部品工場で実証して正式な販売につなげる。
社内で蓄積した技術を生かし、顧客ニーズを形にし続け、業容の拡大につなげた。近藤社長は「現場に根差し、自分たちが欲しいと思うものを開発する」と語る。