さまざまな業界の市場調査レポートなどを提供する米国の市場調査会社SDKI は医薬品ロボット市場のレポートを４月16日に発刊した。

　同レポートの調査期間は2014年～25年だ。製薬ロボット市場は17年時点で１億4730万米ドルに達しており、今後は年平均成長率15.3％で成長すると推定する。
　
　ロボットによる自動化は医薬品製造でも重要な要素だ。梱包や検査を自動化することで、作業効率が向上し、人による作業ミスをなくせる。米国の「Association for Packaging and Processing Technologies （アソシエーション・フォー・パッケージング・アンド・プロセッシング・テクノロジー、PMMI）」によれば、ロボット技術は18年に米国の医薬品梱包業務の35％以上で使われた。今後も医薬品製造の企業はロボットシステムへ積極的に投資し、市場の成長をけん引すると予想する。