ケースピッキングの新世代システムを発売/Mujin
知能化コントローラーなどを開発するロボットベンチャー企業のMujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は7月13日、物流倉庫内での箱などの積み下ろしを自動化する知能デパレタイズロボット「MujinRobot(ムジンロボット) デパレタイザー」を発売すると発表した。
ムジンロボットはロボットアームと、同社製品の「Mujinコントローラ」、「Mujin3Dビジョン」、「Mujinハンド」をパッケージ化した製品だ。
従来のデパレタイズシステムと比べ、ムジンロボットデパレタイザーは各機器の性能を向上させた新世代のシステムとなる。
コントローラーの高速化や3次元(D)ビジョンの認識精度の向上で、ロボットの処理速度を高速化した。3Dビジョンの認識範囲も拡大し、2m以上の高さに積まれた荷物の認識もできる。
扱う対象物が重く、強度が弱いものでも安全に運搬できるよう、対象物を二面で支える「二面ハンド」をラインアップに追加した。また、対象物を認識し、最適なハンドに自動で切り替える「ハンドチェンジャー」機能を追加した。従来では2台のロボットが必要な場面でも、ムジンロボットデパレタイザーでは1台で対応でき、スペースや経費の削減になる。