新たに海外ベンチャー3社と総代理店契約を締結/リンクス
ロボットの関節ユニットなど発売
リンクスは、FA向けのビジョンセンサーなどを輸入販売する技術商社だ。毎年世界各地からユニークなベンチャー企業を探し出し、日本市場に紹介している。近年はロボット関連の商材にも力を入れる。11月16日には新たに海外ベンチャー企業3社との総代理店契約を締結したと発表した。
シナプティコンは、モーションドライブユニット「SOMANET Circulo(ソマネットサーキュロ)」を扱うドイツの企業。同製品は、ロボットの関節に必要なサーボドライブやブレーキ、エンコーダーなどを一体化した製品だ。複数の要素部品をユニットとして一体化したことでロボットの開発や量産のコストを下げることができ、筐(きょう)体サイズも従来の3分の1ほどに抑えられる。直径72mmで出力380Wの「サーキュロ7」と直径92mmで出力960Wの「サーキュロ9」の2製品を展開する。
安全機能を搭載するため協働ロボットに適しており、「協働ロボットを産業界で本格的に使えるようにするためのコア技術を届けたい」と村上社長は話す。