多関節ロボットによるプレス間搬送を高速化/アマダプレスシステム
アマダプレスシステム(神奈川県伊勢原市、堀江喜美雄社長)は4月12日、多関節ロボットプレスラインシステム「ARPAS(アルパス)」を発売した。
複数のプレス機と多関節ロボットで構成される生産ラインでは、従来はプレス機のスライドが上がりきった後にロボットで加工対象物(ワーク)を搬送していた。アルパスでは、プレス機とロボットを協調制御し、動作をオーバーラップさせながらワークを搬送することで、生産のタクトタイムを短縮した。
従来、プレス機の側面に設置していた制御盤を後面に配置することも可能で、プレス機間の距離を従来比20%短縮でき、ラインの省スペース化とワークの搬送時間短縮に寄与する。
オプションで6軸多関節ロボットの搬送ハンドの自動交換にも対応する。