すし容器のふた閉めを自動化/コネクテッドロボティクス
食品産業向けのロボット開発を手掛けるコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也最高経営責任者)は2月7日、千葉県船橋市にあるテイクアウト用のすし製造工場「京樽セントラルキッチン」にすし容器のふた閉めロボットが導入されたと発表した。
同工場のロボットは、ベルトコンベヤーで運ばれるすし容器のふたを自動で閉める。4種類の形状が異なる容器に対応でき、センサーで識別してふたをつかむロボットハンドを自動で交換する。高さ1780㎜×幅1075㎜のコンパクトな設計で、省スペースでの設置を実現した。1台で1時間に1200個のふたを閉め、鮮度や衛生管理などから速度が重視されるすし製造の生産性向上に貢献する。
一般の食品工場ではさまざまなテイクアウト用の容器を扱うため、専用機での段取り替えに対応できず自動化が困難だった。そこでコネクテッドロボティクスは、飲食店の調理工程や食品工場の製造工程を自動化させた経験を生かしてふた閉めロボットを開発した。
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