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2023.03.09

設立50周年記念に新ショールーム見学会と祝賀会開催/ユーシン精機

 射出成形機用取り出しロボットのメーカーのユーシン精機は2月24日、今年10月に設立50周年を迎えることを記念し、新ショールームの見学会と祝賀会を開催した。

この見学会がショールームの実質的なお披露目会となった

 2月1日にオープンしたばかりの新ショールームは、京都市南区の本社から車で3分ほどの近隣にある。見学会ではサプライヤーやユーザーなど約130人が真新しいショールームの説明に耳を傾けた。通常は1団体ごとの予約制となっており、一度に多くの来場者に披露するのは初めて。
 ショールームは白を基調とした明るい空間が特徴で、取り出しロボットやパレタイズロボットなど15台を展示。「ハイスピード取り出しロボットエリア」「自動化システムエリア」「パレタイジングロボットエリア」の3テーマで構成される。また、取り出しジグ(補助具)を多数そろえ顧客が持ち込んだ成形品で取り出しを試せるテストルームも備える。

大勢の出席者が集った華やかな祝賀会

 見学会に続いて、京都市内のホテルで祝賀会を開催。西脇隆俊京都府知事や門川大作京都市長、京都経済同友会の村田大介代表幹事(村田機械社長)の他、サプライヤーやユーザーなど約250人が出席し、ユーシン精機の設立50周年を祝った。
 冒頭で登壇した小谷真由美名誉会長は「1973年10月に設立し、信用ある会社にしたい思いから『有信』という言葉を採った。これからも信用いただける会社であり続けたい」とあいさつ。続いて登壇した西脇知事が50年にわたる京都経済への貢献を評価したのを皮切りに、門川市長や村田代表幹事が祝辞を述べた。

小谷高代社長が50年の歩みを紹介した

 小谷高代社長が50年の歩みをスライド資料をまじえて紹介した時には、創業者の故・小谷進社長の映像や往年の製品写真に、多くの出席者が見入っていた。プレゼンの最後に「『できない、無理だ、は出発点』とのスローガンのもと、開発に取り組んできた。これからも『高速』『簡単』『環境』を軸に価値ある商品作りをしていく。また、お客さまの悩みの本質を考え、最適なロボットや装置を提案していきたい」と意気込みを語った。

(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)

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