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ロボとAIの自律判断も! 日立が「未来の工場」見せる

日立製作所グループで最大規模のイベント「日立ソーシャルイノベーションフォーラム2024ジャパン」が9月4日と5日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催された。製造業や物流関連では、ロボット関連技術や現実とデジタル(仮想空間)の設備が同期して連動するデジタルツイン技術、人工知能(AI)の活用などを披露した。

[ショールーム探訪vol.29]三品産業に自動化を/ブイ・アール・テクノセンター「岐阜県ロボットSIセンター」

ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第29回は、岐阜県や製造業関連の民間企業などが共同出資で設立した「第三セクター」のブイ・アール・テクノセンター(岐阜県各務原市、松原正隆社長)が運営する「岐阜県ロボットSIセンター」を訪問した。地域産業の高度化を使命に掲げる同社は、食品、医薬品、化粧品の三品産業をはじめとしたロボットの未活用領域をターゲットに、産業用ロボットを使った自動化システムを提案する。

[国際物流総合展2024 vol.1]全体の統合制御をデジタルで簡単に/ダイフク、IHI物流産業システム、Mujin、伊東電機、YE DIGITAL

9月10日~13日、東京都江東区の東京ビッグサイトでアジア最大級の物流総合展「国際物流総合展2024」が開催された。「持続可能な道、物流の明日を育む」をテーマに、580社・団体が出展し、4日間で合計8万4193人が来場した。出展者数と来場者数は共に過去最多を記録するなど、会場は活気にあふれた。多くの出展者が焦点を当てたのは統合制御に向けたデジタル技術だ。マテリアルハンドリング(マテハン)の大手メーカーなどは、物流現場全体を統合制御して高度な自動化を実現する技術を提案した。

[ロボットが活躍する現場vol.38]2台の協働ロボットで単発プレス加工を自動化/大伸

自動車部品などの単発プレス加工を手掛ける大伸(愛知県刈谷市、伊藤大蔵社長)は昨年8月、台湾のテックマンロボットの協働ロボットを導入した。単発プレス加工では作業者が常に機械の前に張り付く必要があるが、同社は2台の協働ロボットシステムを駆使して板材の供給から成形品の取り出しまでの一連の工程を自動化した。「『これなら自動化できそうだ』と直感的にイメージできたため、数ある協働ロボットメーカーの中からテックマンロボットを採用した」と伊藤社長は語る。

新型コントローラー・ペンダント発売、食品仕様もラインアップ/エプソン販売

エプソン販売(東京都新宿区、栗林治夫社長)は9月17日、水平多関節(スカラ)ロボット関連の新製品として、ロボットの動きを制御するコントローラー「RC800-A」とティーチペンダント「TP4」、そして食品グリス仕様のスカラロボット3種をラインアップし、受注開始したと発表した。

体験会でパレタイジングシステムの操作性や新機能をアピール/Closer

筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)はこのほど、パレタイジング(積み付け)の自動化システム「Palletizy(パレタイジー)」の体験会を開催した。パレタイジーは協働ロボットを使ったパッケージシステムで、段ボール箱などをパレット(荷役台)に積み付ける作業を自動化する。体験会の参加者は「パレタイジーの操作性や便利な機能を体験できた」と語る。

統合管理システムのさらなる活用方法を訴求/ZMP

自動搬送ロボットなどを開発、販売するZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は8月29日と30日の2日間、自社の新製品や新サービスを発表するイベント「ZMP world(ワールド) 2024」を本社で開催した。同社は自動搬送ロボットの複数台制御や運用の可視化をするシステム「ROBO-HI(ロボハイ)」も開発しており、会場では工場の設備点検を自動化できるロボハイの新機能などを紹介した。「今後はロボットの活用方法の提案に力を入れる」と谷口社長は語る。

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