[進化する物流vol.7]最先端が一堂に、国際物流総合展リポート【その4】
アーム付き搬送ロボを提案/東京ロボティクス
生物動作でやわらかさを表現/ブリヂストン
ブリヂストンは、独自のゴム製の人工筋肉を使ったロボットハンドのコンセプトモデルを披露した。
水平の胴部から垂直に5本の指が生える。指も根元の胴部も人工筋肉で、胴部を丸めれば、5本指のロボットハンドのように使用できる。胴部を伸ばせば、ホウキで掃くように指を使って、小さな物をかき集めることも可能だ。
会場ではこのコンセプトモデルで、カニの足のような動きや、ゼンマイのように巻かれた植物が伸びる動き、クラゲのような動き、花が開くような動きなどを再現した動画を実機とともに紹介した。「わが社のソフトロボットハンドは、『人との協働』を重視している。生物的な動きを通し、人と協働できるやわらかさを表現した」と探索事業開発第1部門兼ソフトロボティクス事業準備室の音山哲一部門長は話す。
また、会場ではソフトロボットハンドの物流向けプロトタイプも展示した。コンセプトモデルと違いこちらは製品化を進めているもので、樹脂コンテナから物を取り出すデモを披露し、販売予約の受け付けも開始した。
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これまで取り上げてきた他にも、会場では物流作業の自動化を実現するロボットや自動化機器が多数展示された。
次回展は2年後だが、国際物流総合展の派生展示会である「第3回イノベーションエキスポ」が来年9月13日~15日に東京ビッグサイトの西展示棟で開催される予定だ。
(ロボットダイジェスト編集部 西塚将喜、曽根勇也)
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