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2022.01.19

連載

[ショールーム探訪vol.3]秘密じゃないけど秘密基地【前編】/ABB「アプリケーション・センター東日本」

ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第3回は、ABB日本法人(東京都品川区、中島秀一郎社長)の「アプリケーション・センター東日本」を訪れた。所在地は相模原市緑区の産業創造センター(SIC)内。ショールーム機能ももちろんあるが、それ以上にロボットのアプリケーション(応用技術)の開発拠点でもある。

ロボットの中心地

 アプリケーション・センター(AC)東日本の最寄り、橋本駅はJR線と京王線が乗り入れる大きな駅だ。南口を出て道なりに5分ちょっと進むと幹線道路の国道16号線に突き当たる。なかなかの交通量の16号線を渡る横断歩道はなく、地下道を行く。これがもしかしたら迷いそうになるため、電車で向かう人は要注意だ。
 16号線を渡り(くぐり?)、またぶらぶら歩くと右手にはタワーマンション群があり、道路に隣接する橋本公園の緑はまぶしい。どうやら子育て世代にも優しく、住みやすい街らしい。だが相模原市といえば、近年ロボット関連の産業支援に力を入れていることで業界では有名。ロボットに力を入れる都市として高い注目を集める。

 ABB日本法人のAC東日本も入居するさがみはら産業創造センター(SIC)にはロボット導入支援センターもある。各種補助金なども充実している相模原市で、SICはロボット関連施策の中心地と言える存在感を持つ。
 うわさに聞く「ロボットの相模原市」、その中心とも目されるSICに足を踏み入れるには多少の緊張を覚えた。『こんな感じなのかぁ』と思いながら進み、1号棟(SIC-1)を通り抜け、2号棟(SIC-2)のエレベーターホールにたどり着くと、ABB日本法人の皆さんが出迎えてくれた。案内されAC東日本に足を踏み入れたものの――。

  • さまざまなロボットを使い検証を行うアプリケーション・センター東日本。常にエンジニアが何かに取り組んでいる

  • 小型の双腕型協働ロボット「ユーミィ」

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