[注目製品PickUp! vol.51]コスパやサービスを武器に拡販/ハイウィン「RAシリーズ」
主要なコア部品を内製
ユーザーにもSIerにも優しい
コア部品を内製することのメリットは大きい。外部から購入するよりも安く調達できるのはもちろん、納期や品質管理の面でも有利だ。例えば、新型コロナウイルスが猛威を振るった21年から22年ごろには、サーボモーターなどの納期の長期化が業界内外で問題になったが、同社のロボットの納期は大きく変わらなかった。
同社がさまざまな機械部品を手掛けることは、ロボットメーカーとしての強みになるだけでなく、顧客であるロボットユーザーや、メーカーとユーザーの間に立ちシステムの設計・製作を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)にもメリットがある。
ロボットシステムにはロボット本体を始め、ストッカーや機器へ製品を運ぶ搬送装置などが必要だが、同社はその要所に自社製品を適用できるため、製作コストを圧縮できる。調達の簡便化にもつながり、SIerには大きなメリットだ。