3社合同展で、移動双腕ロボが自ら充電/THK、SMC、ハーモニック・ドライブ・システムズ
関連深くも、重複少なく
自ら充電する移動ロボ
配管なしで圧縮空気
ネクステージにSMCの協働ロボット用エアグリッパー「RMHシリーズ」を装着して、コネクターを扱う。グリッパーを使うには圧縮空気が必要だが、移動式のため、工場内のような空気配管をつなげない。
そこで、3.5kgと軽量なSMCのコンパクトコンプレッサー「CRP シリーズ」をシグナスに搭載した。
また、ネクステージの関節にはハーモニック・ドライブ・システムズの減速機「CSFシリーズ」が使われている。
デモ機は、ネクステージの上部や手元に付けたカメラを使い位置補正などもして、電源にコネクターを接続していた。
THKの説明員は「部品検査や組み立て、工作機械への段取り作業でも自動化するには、対象物(ワーク)の移動が必要。ワークをロボットに運搬してほしいとのニーズは多い。そこで、3社の技術を組み合わせて搬送しながら、精密な作業もできるロボットを形にした」と意図を語る。