生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

協働ロボット

RECENT POSTS

協働型に30kg可搬登場! パレタイズに使いやすく/安川電機

安川電機は8月22日、これまで10kg可搬と20kg可搬で展開していた協働ロボットのラインナップに、30kg可搬の「MOTOMAN(モートマン)HC30PL」を追加した。パレット(荷役台)に段ボール箱などの荷物を積みつけるパレタイズ作業の自動化を意識した製品だ。段ボール箱は人手でも扱える20kg以下であること多いが、ハンドの重量も考慮するとロボットには20kg以上の可搬質量が求められる。また、パレットのサイズは1100mm程度が多い。そこで、30kg可搬でリーチ長1600mmのモートマンHC30PLを開発した。

[活躍するロボジョvol.13]産業集積地で奮闘するテックウーマン/山善 石橋和さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第13回は大手商社の山善のトータル・ファクトリー・ソリューション(TFS)支社の名古屋支店で、協働ロボットを使った自動化システムの提案営業を担当する石橋和(あい)さんを紹介する。「担当の中部エリアはお客さまご自身が自動化システムを構築することが多く、自動化の経験値が高い。お客さまのニーズに応えるために、情報の引き出しを1つでも多く持つことが必要不可欠です」と話す。

最大リーチ量1700mmの協働ロボットを発売/DOBOT

中国に本社を置くロボットメーカーDOBOT(ドゥーボット)は6月8日、6軸タイプの協働ロボット「CR3L」をラインアップに追加すると発表した。狭い空間での作業を得意とし、積み降ろしや仕分けの他に、家庭用電化製品や半導体業界の小型部品検査などに向く。最大リーチ長は1700mmで、従来品の「CR10」と比べて11.5%伸びた。CRシリーズは低価格で、コスト面での導入のハードルが低い。また協働ロボットとしては動作速度が速く、人が近くにいない場合などに高速稼働させることもできる。

そばロボットがJR山手線に初進出/コネクテッドロボティクス

調理ロボットベンチャー企業のコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也最高経営責任者)は6月22日、都内のJR山手線五反田駅構内に6月24日にオープンしたそば屋「いろり庵きらくそば五反田店」にそばロボットが導入されたと発表した。ロボットアームを2本備えるシステムで、生そばの投入からゆでる、洗う、締めるところまで一連の調理工程を完全に自動化する。従業員約1人分以上の作業量を代替できるという。いろり庵きらくそばはJR東日本クロスステーション(東京都渋谷区、西野史尚社長)が運営するそば屋。コネクテッドロボティクスはJR東日本グループと連携を進めており、2026年までにJR東日本クロスステーションが運営するそば屋30店舗へのロボットの導入を目指す。

[特集 ロボットテクノロジージャパンvol.6]工機到来! 見どころは「ロボ×工作機械」

RTJ2022ならではの特徴に、数多くの工作機械メーカーが出展することが挙げられる。産業用ロボットと工作機械が融合した自動化システムが、今回展の見どころの一つになるだろう。機械加工分野向けのロボットの出荷額は、工作機械の長納期化などを受けて足元では減少傾向にあるが、製造現場の自動化ニーズは依然として大きい。会場でも自動化を求める来場者と、自動化提案に注力する工作機械メーカーとの間で熱い商談が期待できそうだ。

実機展示に大きな注目/第4回 今すぐ使える!IoT・AI・ロボット展

6月17日、第4回「今すぐ使える!IoT・AI・ロボット展」が神戸市中央区の展示会場「神戸サンボーホール」で開催された。神戸市と新産業創造研究機構が主催し、2019年に初開催して以降毎年開催している。今回展は「今日から踏み出すDXの第一歩」をテーマに、44社・団体が出展した。地元である兵庫県の企業が多く出展した他、「神戸市・欧州パビリオン」でデンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボットなども出展した。

ロボは食品の運搬にとどまらず/FOOMA JAPAN 2022

食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(フーマジャパン、国際食品工業展)2022」が6月7日に開幕した。10日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれている。食品業界では人手不足などの問題で、産業用ロボットの普及が急速に進む。従来は、食品を加工する専用機への材料投入や工程間を運ぶなどの用途が多かった。しかし、今回展では、単に運搬を担うだけではないロボットが次々に登場した。

TOP