世界最大級のロボット展開幕! 新製品ぞくぞく/automatica2022
世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」が6月21日にドイツで開幕した。600社超の国内外のロボット関連企業が出展し、新製品や最先端の自動化ソリューションを披露した。
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世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」が6月21日にドイツで開幕した。600社超の国内外のロボット関連企業が出展し、新製品や最先端の自動化ソリューションを披露した。
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは5月9日、2組の世界的アーティストと共同でアートカーを制作したと発表した。インドの8歳の抽象画家Advait Kolarkar(アドべイト・コーラカー)氏と、ドバイを拠点とするデジタルデザイン集団Illusorr(イリューサー)の作品を、ロボットで車体に印刷した。
ロボットシステムなどの工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)機器・システムや電源設備などを販売する常盤電機(兵庫県姫路市、常盤充社長)は、昨年11月にデンマークの協働ロボット周辺機器メーカーTriple A Robotics(トリプル・エー・ロボティクス)と国内初の代理店契約を結び、同社の協働ロボット用ツールチェンジャー「WINGMAN(ウイングマン)」を販売開始した。自動と手動の両方でハンドを付け替えられることが大きな特徴だ。同社のFA事業のコンセプト「Simple Robotization(シンプル・ロボタイゼーション、以下SR)」の鍵となり、事業のポテンシャルを引き出す。
スイスに本社を置くABBは4月12日、高速アライメントソフトウエアを開発したと発表した。ビジョンシステムと連動し、ワーク(作業対象物)の位置に合わせてロボットの動きを0.01~0.02mmの精度で調整する。これは高精度な電子部品の組み立てに対応できる精度で、6軸垂直多関節ロボットで精密な位置調整をしながら作業をする場合の作業速度を従来比70%向上できる。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第3回は、ABB日本法人(東京都品川区、中島秀一郎社長)の「アプリケーション・センター東日本」(AC東日本)を訪れた。所在地は相模原市緑区の産業創造センター(SIC)内。ショールーム機能ももちろんあるが、それ以上にロボットのアプリケーション(応用技術)の開発拠点でもある。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第3回は、ABB日本法人(東京都品川区、中島秀一郎社長)の「アプリケーション・センター東日本」を訪れた。所在地は相模原市緑区の産業創造センター(SIC)内。ショールーム機能ももちろんあるが、それ以上にロボットのアプリケーション(応用技術)の開発拠点でもある。
搬送ロボットメーカーの匠(福岡市中央区、後藤元晴社長)は12月15日、可搬質量1tタイプの無人搬送車(AGV)「低床型1tAGV」の販売と導入支援、保守サポートを開始した。従来の建設現場では1tクラスの資材を運ぶ際、ハンドリフトなどの荷役機器を用いていた。その作業を低床型1tAGVに置き換えることで、現場の負担を軽減できる。前後左右や斜めなどあらゆる方向に走行でき、その場で旋回もできるため、現場のレイアウトに応じて効率的な移動が可能。
物流企業の流通サービス(埼玉県草加市、神田隆社長)は12月16日、物流向けの自動化システムを開発、販売する椿本マシナリー(大阪市西区、藤井幸博社長)と共同で、物流ラボ「KISAI BASE(キサイベース)」を開設したと発表した。開設場所は、流通サービスの騎西物流センター(埼玉県加須市)内。
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは12月15日、ロボット用コントローラー「OmniCore(オムニコア)コントローラ」にコンパクトタイプの「E10」と多関節ロボット用の「V250XT」を追加した。E10は、電子機器を収容する19インチ規格のラックに搭載できるスリムなデザインを採用した。電子機器の小型部品の組み立てなど、省スペース化が求められる狭い場所や高密度の生産ラインに適する。
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは11月17日、米国のパッケージメーカーのズームと持続可能なパッケージの製造を自動化する業務提携を締結したと発表した。ABBのロボット「IRB6700」2台を組み込んだズームの成形繊維製造セル(MFC)で、竹、小麦、わらなどの植物からパッケージを生成する。MFCは毎日最大2tの材料から最大8万個の持続可能なパッケージを製造できる。