
宇宙作業用ロボットアーム・ハンド開発を継続受託/アストロスケール
人工衛星を開発・製造するアストロスケール(東京都墨田区、小山貴義社長)は4月4日、経済産業省から「令和3年度補正宇宙開発利用推進研究開発(宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術開発)」を受託したと発表した。昨年受託した「令和2年度補正宇宙開発利用推進研究開発」からの継続受託となる。
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人工衛星を開発・製造するアストロスケール(東京都墨田区、小山貴義社長)は4月4日、経済産業省から「令和3年度補正宇宙開発利用推進研究開発(宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術開発)」を受託したと発表した。昨年受託した「令和2年度補正宇宙開発利用推進研究開発」からの継続受託となる。
シュンク・ジャパン(東京都品川区、星野泰宏社長)は3月31日、磁力で物を吸い付けて持ち上げるマグネットグリッパー「EMH」に新バリエーションを追加したと発表した 従来から販売する単極の「EMH-RP」に加え、双極の「EMH-DP」と4極のEMH-MPを新たに発売した。EMH-DPはばら積みピッキングに最適で、側面もマグネットになっているため壁際の小物部品も把持できる。EMH-MPはシート材などのハンドリングに最適で、 4 段階の把持力制御により、極薄鋼板も扱える。
デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)は電動式ロボットハンド「インテリジェントグリッパ」を新たに開発し、自社展示会「DENSO Robotics Expo (デンソー・ロボティクス・エキスポ、DREx)2022」で参考出展した。
産業用ロボットは、アームの先端に取り付けるエンドエフェクター次第で幅広い作業に対応できる。「2022国際ロボット展(iREX2022)」の会場でも、搬送、穴開け、検査など、先端にさまざまなエンドエフェクターを取り付けたユニークなロボットのアプリケーション(使い方)が多数展示された。
ドイツに本拠地を置く真空機器メーカーの日本法人、シュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は3月2日、オート・ツール・チェンジャー「MATCH」を発売したと発表した。
ロボットはロボットハンドなどの周辺機器と組み合わせて、初めて具体的な用途に使える。そのためロボットの扱いやすさは、周辺機器にも左右される。そこで周辺機器を包括的にラインアップして提案する企業が増えている。OnRobot(オンロボット、日本法人=東京都渋谷区、鈴木孝代表)は、協働ロボット向けの豊富な製品群で顧客の要望に応える。また、アジリル(日本法人=横浜市緑区、ロベール・シャンプー社長)は独自のパーツフィーダーなどでピッキング作業を簡単にする。
金属加工の現場では、バリ取りや段取り替えのような人が担う作業がボトルネックになりやすい。工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)メーカーやユーザーはその解消に努めてきたが、現時点でどこまで自動化できるのだろうか。バリ取りに特化したクロイツ(愛知県刈谷市、中田周一会長兼社長)、段取り替え作業の自動化に力を入れるコスメック(神戸市西区、木村公治社長)に、「2022国際ロボット展(iREX2022)」の出展内容も交えて話を聞いた。
包装機械業界の展示会「JAPAN PACK(ジャパンパック)2022」が2月15日~18日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。包装機械のユーザーである食品や医薬品、生活用品などの業界は人手不足に苦しむ。さらに、新型コロナウイルス禍で工場内での人の密集を避けるためにも、産業用ロボットに注目が集まる。ロボットは包装機械などの専用機に材料や資材を供給することが多く、各社の小間では新たな方法や従来と異なる対象物のピッキングに挑戦した展示が目立った。
多指ハンドロボットと卓球ロボットの2つを主な研究テーマに掲げる南山大学の中島明教授。前編では、大学院の頃から研究に取り組む多指ハンドについて紹介する。ロボットに器用さや巧みさを与えるため、摩擦係数や形状、軟らかさなどが事前に分からない「未知の物体」も安定してつかめる多指ハンドの開発に挑む。
オフィスエフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)のショールーム「スマートファクトリー・コンダクター・ラボ(スマラボ)小山」。「原点」と飯野社長が言う同施設では、各社のロボットや周辺機器を使った多様なシステムを展示する。それらの展示から、同社の強みが見えてくる。