経産省の委託事業で物流施設のピースピッキング実証/山善ほか
山善は11月14日、三菱HCキャピタル、ビックカメラとともに経済産業省による委託事業「令和5年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業」に採択されたと発表した。同事業で、協働ロボットを使ったピースピッキングの自動化についての実証を行う。
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山善は11月14日、三菱HCキャピタル、ビックカメラとともに経済産業省による委託事業「令和5年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業」に採択されたと発表した。同事業で、協働ロボットを使ったピースピッキングの自動化についての実証を行う。
ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」も、とうとう60回を迎えた。今回は無人搬送車(AGV)メーカーの愛知機械テクノシステム(名古屋市熱田区、小川実社長)が発売した新製品「低床リフターAGV」を取り上げる。
ロボットなど複数の製造業関連の専門展が今年10月、名古屋市内の展示会場で開催された。協働ロボットを使った多彩なソリューション提案や、物流の自動化を見据えたソリューション提案が大きな注目を集めた。
シャープは10月25日、倉庫向けの「ロボットストレージシステム」を開発したと発表した。自動搬送ロボットが棚のコンテナを出し入れし、作業者が待つ場所まで搬送する。最大5.3mの高さに収納されたコンテナも取り出せ、倉庫上部の空間を有効活用できる。
椿本チエインは10月1日、搬送台車が商品を作業者の手元まで運んでくるグッズ・トゥ・パーソン(GTP)方式の3Dマテリアルハンドリング(マテハン)システム「T-AstroX (アストロクス) 」を発売した。
グローバルにビジネスを展開する中国の搬送ロボットメーカーVisionNav Robotics(ビジョンナビロボティクス)は、日本市場への提案を強める。無人搬送フォークリフト(AGF)をはじめ無人搬送車(AGV)や自動けん引車なども活用し、搬送業務を自動化する。日本法人ビジョンナビロボティクスジャパン(東京都新宿区)の任娜(Kiki)ゼネラルマネージャーは「センシング技術と搬送ロボットの幅広いラインアップで、搬送のソリューションを提案したい。今後の開発を進める上で重要な新拠点を、来年日本に開設する」と語る。
フィルムの押出成形機などを手がけるアクスモールディング(東京都大田区、横田新一郎社長)は、フィルム製造を安全に訓練できるシステムを開発した。VR(仮想現実)技術を利用し、停止中の機械があればフィルムを作る工程を学べる。横田社長は「フィルムの製造時に、危険な箇所の近くで手作業が発生する。それを安全に訓練できるようにして、現場に入ってくる人を増やしたい」と語る。同社はフィルム製造工程のロボット化も提案しており、訓練システムのVR映像にもロボットシステムを組み込んだ。訓練システムの普及と同時に一部作業のロボット化も目指す。
9月13日~15日、東京都江東区の東京ビッグサイトで物流関連の専門展「国際物流総合展2023(第3回INNOVATION EXPO〈イノベーションエキスポ〉)」が開催された。物流業界では、労働時間に関する法改正に伴い人手不足などが深刻化する「2024年問題」が叫ばれている。今回展ではこの問題に対処するべく、各社が物流の自動化や効率化の提案を強めた。後編では無人搬送フォークリフト(AGF)や自律走行型搬送ロボット(AMR)、周辺機器などを中心に取り上げる。
9月13日~15日に、関東各地で製造業向けの複数の展示会が開催された。人手不足が進む製造業向けに、産業用ロボットを使った自動化提案が目立った。プログラム作成などが不要で、ロボットの初心者でも簡単に扱えるようなシステムを提案をする企業が多かった。特に、機械に加工などの対象物(ワーク)を付け外しするマシンテンディングや、ワークをつかんで動かすハンドリング技術に注目が集まった。
9月13日~15日、東京都江東区の東京ビッグサイトで物流関連の専門展「国際物流総合展2023(第3回INNOVATION EXPO〈イノベーションエキスポ〉)」が開催された。401社が出展し、3日間で合計4万4640人が来場した。