
開発拠点は一カ所に 現物を見て、触って、議論する/安川電機 小笠原浩社長
「時代に逆行しているって言われそうですけどね」と笑うが、その目は自信にあふれている――。自ら音頭を取りデジタルトランスフォーメーション(DX)をグループ内に浸透させた安川電機の小笠原浩社長の次なる一手は、各地に分散している開発機能を一カ所に集約することだった。「現物を見て、触って、議論する。それ無しに物は作れない」と断言する。
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「時代に逆行しているって言われそうですけどね」と笑うが、その目は自信にあふれている――。自ら音頭を取りデジタルトランスフォーメーション(DX)をグループ内に浸透させた安川電機の小笠原浩社長の次なる一手は、各地に分散している開発機能を一カ所に集約することだった。「現物を見て、触って、議論する。それ無しに物は作れない」と断言する。
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」は工作機械がメインの展示会だが、ロボット関連の出展も多い。主催者による特設展示ゾーンでは川崎重工業や安川電機、デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)などが最先端のロボットシステムを展示。ファナックなどのロボットメーカーや、ロボットの周辺機器を製造するメーカー、ロボット関連の製品を扱う商社も多数出展する。
安川電機は10月8日、国際会計基準(IFRS)に準拠した2022年2月期の第2四半期(3月~8月)決算を発表した。売上高にあたる売上収益は前年同期比28.4%増の2399億700万円、営業利益は同102.1%増の268億6700万円、税引前利益は同112.3%増の278億3600万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同122.5%増の211億6400万円と、大幅な増収増益となった。
安川電機は8月17日、全国農業協同組合連合会(JA全農)とともに行っている農業分野での自動化の取り組みを加速させると発表した。両者は2018年12月から業務提携し、畜産・農業生産・流通販売の3分野を中心に自動化の可能性を検討してきた。現在はテスト農場である佐賀県の「ゆめファーム全農SAGA」で「きゅうりの葉かき作業」の自動化実証などを進めている。
ラボラトリーオートメーション(LA)――。聞きなれない言葉だが、実験や解析など研究所や実験室内の作業を自動化することをLAと呼ぶ。ロボットはLA化を実現するソリューションの一つだが、研究所での作業は一つ一つ内容が違うためロボットを活用するのが難しいとされる。人手不足などを背景に研究所でも自動化のニーズは高まっているが、果たしてロボットは今後どこまで普及するのだろうか? ロボットダイジェスト編集部では本日から3日間にわたり、LAの現状や最新動向をさまざまな角度から発信する。
安川電機は6月17日、従来から販売する10kg可搬の協働ロボットと同じリーチで、可搬質量を2倍の20kgにした新製品「MOTOMAN(モートマン)-HC20SDTP」を発売した。高い安全性やロボットの未経験者でも扱いやすい操作性などはそのままに、10kgを超える重量物を扱う作業や、アームが強い反力を受けるナット締結にも使えるようにした。
アジア最大級の食品機械展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展) 2021」が会期2日目を迎えた。初日は天気にも恵まれ、緊急事態宣言下だったにもかかわらず4361人が来場した。会場では最新の食品機械やロボットシステムなどが一堂に展示され、機械内部やロボットの動きを興味深そうにのぞき込む来場者の姿も多く見られた。2日目以降も引き続き、出展者と来場者の熱い商談が期待できそうだ。
安川電機は4月20日、ロボットアームと溶接設備などをパッケージにした「MOTOPAC(モートパック)」シリーズの新たなラインアップとしてレーザー溶接パッケージ「MOTOPAC-RL2D300-GP25JP」を発売した。
世界最大規模の産業見本市「ハノーバーメッセ2021 デジタルエディション」が2021年4月12日~16日の5日間、オンラインで開催された。約1800社・団体が出展し、1万以上の製品や技術を紹介した。最先端のデジタル技術や自動化ソリューションが来場者の注目を集めた。ここでは主要出展者のロボットや搬送システムの最新提案を紹介する。
安川電機は4月9日、北九州市八幡西区にある本社で会見を開き、2021年2月期の決算を発表した。会見は新設の研究開発拠点「安川テクノロジーセンタ」で行われ、小笠原浩社長と村上周二専務執行役員が出席。東京本社ではテレビ会議方式で発表した。