24年の受注額見通しは9000億円、今年後半の回復に期待/日本ロボット工業会、日本ロボットシステムインテグレータ協会ほか
日本ロボット工業会(会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)、日本ロボットシステムインテグレータ協会(会長・久保田和雄三明機工社長)、製造科学技術センター(理事長・加賀邦彦 三菱電機取締役代表執行役・専務執行役)の3団体は1月12日、都内ホテルで「ロボット関連三団体 年始会」を開催した。
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日本ロボット工業会(会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)、日本ロボットシステムインテグレータ協会(会長・久保田和雄三明機工社長)、製造科学技術センター(理事長・加賀邦彦 三菱電機取締役代表執行役・専務執行役)の3団体は1月12日、都内ホテルで「ロボット関連三団体 年始会」を開催した。
近年大きなトレンドとなっているのが、安全柵なしで人と同じ空間で稼働できる協働ロボットだ。vol.4のDobot Robotics(ドゥーボットロボティクス)やvol.13のユニバーサルロボットなど、これまでも海外の協働ロボットメーカーを取り上げてきたが、その他にも海外の協働ロボットメーカーの出展は目立った。
近年大きな注目を集める自動化機器が、無人搬送車(AGV)や自律走行型搬送ロボット(AMR)だ。工場や倉庫で物を運搬を担う。国際ロボット展の会場でもAGVやAMRが多数展示された。屋内だけでなく屋外も走行できる製品や、自動フォークリフト(AGF)を提案する企業もあった。
HCI(大阪府泉大津市、奥山浩司社長)は12月23日、本社に併設するカフェ「HCIロボハウス」で、子どもが配膳ロボットの使い方と接客を学ぶイベント「ロボザニア」を開催した。泉大津市の後援で同市内の保育所や小学校に通う子どもと保護者7組が参加。HCIロボハウスのテーブルが満席になる好評ぶりだった。
ロボットに関連するあらゆる業界で共通の課題とされるのがエンジニア不足だ。さまざまな企業や団体がなり手の拡大や育成強化に取り組むが、次世代ロボットエンジニア支援機構「スクランブル」(京都府精華町、川節拓実代表理事)は、広く受け入れられやすいスポーツやエンターテインメントの視点で「エンジニア選手権(CoRE、コア)」を開催する。コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」の一種だが、エンジニア育成という目的に根差した競技ルール作りが、既存のロボットコンテストやeスポーツとは一線を画す。
大手ロボットメーカーの展示情報は国際ロボット展(iREX)の開幕直前特集でも取り上げたが、そこで紹介した他にも注目を集めた新製品・新技術は少なくなかった。展示リポートのvol.15では、vol.14に引き続き直前特集でも取り上げた大手ロボットメーカーの展示を改めて見ていく。見どころの多い大手メーカーのブースだけに、直前特集を読んだ人でも、実際にこれら企業のブースに行った人でも、新たな発見があるはずだ。
大手ロボットメーカーの展示情報は国際ロボット展(iREX)の直前特集でも取り上げたが、そこで紹介した他にも注目を集めた新製品・新技術は少なくなかった。展示リポートのvol.14とvol.15では、直前特集でも取り上げた大手ロボットメーカーの展示を改めて見ていく。見どころの多い大手メーカーのブースだけに、事前特集を読んだ人でも、実際にこれら企業のブースに行った人でも、新たな発見があるはずだ。
精密小型モーターメーカーのオリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は12月13日と14日の2日間、東京都千代田区の秋葉原コンベンションホールで「プライベート展示会 オリエンタルモーターフェア2023」を開催した。最も力を入れて提案したのは、同社のモーターなどを使ったロボットの内製化だ。「ロボットの内製化に対する関心は高く、引き合いは増えている。またプライベートショーでなければ見せられない開発中の製品なども展示した」と川人英二社長は話す。
ワーク(搬送などの対象物)を吸い付けて搬送する真空ハンドや吸着パッドは多様化が進む。ピンポイントなニーズに的確に応える製品を開発することで、市場の掘り起こしを狙う。国際ロボット展リポートvol.12では、各社の展示を通してその最新動向をお伝えする。
中部大学は12月14日、愛知県春日井市の春日井キャンパスで「第27回中部大学テクノフェイスフォーラム」を開いた。リアルとウェブのハイブリッド開催で、リアル会場には工作機械やFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)機器メーカーなどから約35人が参加した。