産業用ロボット工場をリニューアル、工程間搬送にAMRを導入/ダイヘン
ダイヘンは2月上旬、神戸市灘区の六甲事業所にある産業用ロボットの工場の設備をリニューアルした。今回のリニューアルでロボットの組み立てエリアから検査エリアへの工程間搬送を自律搬送ロボット(AMR)が担うようになった。現在、ロボットの組み立て工程は自動化できており、来年度中に検査工程までの自動化達成を目指す。
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ダイヘンは2月上旬、神戸市灘区の六甲事業所にある産業用ロボットの工場の設備をリニューアルした。今回のリニューアルでロボットの組み立てエリアから検査エリアへの工程間搬送を自律搬送ロボット(AMR)が担うようになった。現在、ロボットの組み立て工程は自動化できており、来年度中に検査工程までの自動化達成を目指す。
産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は3月22日、産業用ロボット向けのソフトウエア「CROROROS(クロロロス)」を発売した。3次元空間上でロボットの動作のシミュレーションやティーチング(教示)ができる。
マブチモーターは3月27日、ブラシレスモーター「IS-B5BZA」を発売したと発表した。無人搬送車(AGV)や自律移動式搬送ロボット(AMR)などの駆動用に適する。定格出力は600Wで、既に発売済みの200Wや260Wのタイプと比べて、高いトルクを確保できる。高積載で搬送するAGV・AMRの機動性向上に貢献する。厚さ54mmの薄型設計で、防水性能も備える。
デンマークの自律移動型搬送ロボット(AMR)メーカーのモバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)は3月22日、AMRの運用管理者向けのクラウドベースのソフトウエア「MiR Insights(インサイツ)」を発表した。AMRの運用台数が多い場合に最適で、運用管理に関する各種機能や運用状況の分析、パフォーマンス向上のための情報などを提供する。「ユーザーはより迅速に設備の改善と拡張を続けられ、投資収益率(ROI)をさらに向上させることができるようになる」とウォルター・ヴァーヘイ社長はコメントを発表した。
機械工具専門卸商社のトラスコ中山は、先端的な物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)にパレタイズロボットシステムを導入した。だがそれも多彩なロボット活用の一端に過ぎない。プラネット埼玉は「物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、次世代型の物流を体現する」と物流本部の岡田真也物流改革部長は言う。同社の物流改革とロボット活用はいかなるものかを知るべく、プラネット埼玉にお邪魔した。
ロボット業界で活躍する女性社員にスポットを当てた連載企画「活躍するロボジョ」。18回目は、IDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)で営業を担当する赤塚七海さんを紹介する。異業種・異職種からの「越境転職」で営業の道に進んだ赤塚さん。常に5~6件ほどの案件を抱え、さまざまな業種やエリアの顧客をフォローする日々を送る。商談時には「お客さまが自動化を検討している理由や、その裏側にある課題をしっかりと聞くよう意識している」という。
各種不織布などを製造・販売する前田工繊(東京都港区、前田尚宏社長)は3月15日、グループ会社の未来コーセン(福井県南越前町、田中則夫社長)がロボットアーム用のカバーを発売すると発表した。
ロボットシステムの導入支援などを行うロボカル(東京都千代田区、芦川泰彰社長)は新たに、手軽に利用できる工場診断サービス「1日工場診断」を開始した。技術者による作業工程の分析や現場責任者・担当者へのヒアリングを通し、工場の課題を洗い出す。
スイスの大手ロボットメーカーABBは3月16日、米国ミシガン州の工場の拡張工事を開始した。投資額は2000万ドル(約26億円)。同社の最大の顧客市場の1つである米国にて生産能力の強化を狙う。工場拡張により同州で72人分の新規雇用を創出する。2023年11月に完成する見込み。
アネスト岩⽥は3月10日、塗装の試作サポート事業を開始すると発表した。
横浜市の本社内にある同社の塗装研究施設「コーティングソリューションセンター」で塗装の試作品を作成するだけでなく、適切な塗装方法の検討や塗装ロボットのティーチングデータの作成なども行う。