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2021.03.24

小型ロボットのラインアップを拡充/不二越

 産業用ロボットを製造、販売する不二越は3月18日、小型ロボットの新機種を今月発売すると発表した。

 今回ラインアップに加わる小型ロボットは「EC06」と「MZ12H」だ。
 EC06はスカラロボットで、最大可搬質量6kg。最大リーチが500mm、600mm、700mmと異なる3機種をラインアップする。先端軸が中空構造となっており、先端に取り付ける各種ツールまでの配線を内蔵することで、配線が周辺装置と干渉(接触)するリスクを軽減する。また、パソコンを制御装置に接続して操作でき、シミュレーションソフトウエアで動作を設定できる。

手首部分を中空構造にしたMZ12H

 MZ12Hは、すでに販売されているMZシリーズの軽量・高速動作の特徴はそのままに、アーム先端の手首部分を中空構造とした。配線を内蔵でき、周辺装置と干渉するリスクを軽減する。同ロボットはバリ取りやピッキング、組み立て、搬送などで使用できる。また防じん、防滴、防せい機能を搭載しているため粉じんや水滴が飛ぶ環境でも動作できる。

 不二越はこれらの小型ロボットを電気・電子、一般産業機械分野をターゲットとして販売する。

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