独自の振動制御技術を搭載したロボット発売/三菱電機
三菱電機は11月1日、産業用ロボット「MELFA(メルファ)シリーズ」の新製品「FR PLUS(プラス)」を発売した。動作が高速かつ高精度な点が大きな特徴。「メルファHigh Drive(ハイドライブ)機能」を搭載しており、独自の振動制御アルゴリズム(計算方法)で位置決め時の振動を抑えられる。動作経路の補正にも優れ、軌跡精度が高い。
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三菱電機は11月1日、産業用ロボット「MELFA(メルファ)シリーズ」の新製品「FR PLUS(プラス)」を発売した。動作が高速かつ高精度な点が大きな特徴。「メルファHigh Drive(ハイドライブ)機能」を搭載しており、独自の振動制御アルゴリズム(計算方法)で位置決め時の振動を抑えられる。動作経路の補正にも優れ、軌跡精度が高い。
安川電機は11月7日、電気自動車(EV)のバッテリーの組み付け作業などを自動化するスカラロボット「MOTOMAN(モートマン)-ME1000」を発売した。
ヤマハ発動機は9月17日、今年6月に増改築が完了した浜松市中央区にある浜松ロボティクス事業所(=写真上)のお披露目会とロボティクス事業の設立40周年を祝うセレモニーを開催した。同事業所は半導体チップをプリント基板に載せる主力製品の「表面実装機」の他、スカラロボットやリニア搬送システムなどのFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)製品の開発、製造、販売を担う。
エプソン販売(東京都新宿区、栗林治夫社長)は9月17日、水平多関節(スカラ)ロボット関連の新製品として、ロボットの動きを制御するコントローラー「RC800-A」とティーチペンダント「TP4」、そして食品グリス仕様のスカラロボット3種をラインアップし、受注開始したと発表した。
ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024にはロボットメーカーだけでなく周辺機器やロボットの要素部品メーカーも多数出展する。要素部品は産業用ロボット向けだけでなく、無人搬送車(AGV)や搬送機器向けの展示もあり、物流分野への提案が前回展よりも活発化しそうだ。周辺機器の分野では、ロボットハンドの他にハンドの付け替えを簡易にするハンドチェンジャーやハンドに搭載するセンサーなど、ハンドをより高機能にする製品の展示も目立つ。
精密小型モーターメーカーのオリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は5月30日、ロボットとモーター、モーター用ドライバーの新製品を発表した。多関節ロボットアーム「OVRシリーズ」は、水平多関節(スカラ)ロボットと垂直多関節ロボットをラインアップしており、同社のロボットコントローラーで簡単に制御できる。OVRシリーズの導入前のシミュレーションができるスマートフォン(スマホ)用アプリ「MRC Reality(リアリティー)」などと合わせ、顧客の自動化を支援する。
シチズン時計の製造革新課で初の女性社員である高橋怜奈さんは、主に産業用ロボットや自動化機器、光学機器とソフトウエアまでを組み合わせた生産システムの開発を担う。時計部品は小さく、精密さと生産性の両立を求められる作業が多い。高橋さんは「システムの開発案件は難しいものばかりです。だけど、難しいからこそ、楽しい。性格に合ってます」と笑顔を見せる。
ドイツに本社を置く樹脂部品メーカー、イグスの日本法人(東京都墨田区、吉田剛社長)は4月19日、クリーンルームに対応したスカラロボット向けのエネルギー供給システム「スカラケーブルソリューション」を発売すると発表した。
80小間の展示エリアに29ものデモシステムを出展し、4年ぶりに国際ロボット展(iREX)に臨んだデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)。新型の協働ロボットや人工知能(AI)技術を活用したデモシステムに加え、同社が近年力を入れているラボラトリーオートメーション関連のデモシステムなども提案し、大きな注目を集めた。
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは11月23日、水平多関節(スカラ)ロボットの新機種「IRB 930」を発表した。同製品は、エレクトロニクスや自動車、再生可能エネルギー関連業界などでのピック&プレースや組み立て作業に力を発揮する。