クリーンルームに対応、スカラ向けケーブルソリューション発売/イグス
ドイツに本社を置く樹脂部品メーカー、イグスの日本法人(東京都墨田区、吉田剛社長)は4月19日、クリーンルームに対応したスカラロボット向けのエネルギー供給システム「スカラケーブルソリューション」を発売すると発表した。
ケーブル保護管「e-skin soft(スキンソフト)」と特殊仕様の接続部からなるソリューションで、アームの根本側と先端付近をつなぐケーブルを保護する。
ロボットが動作すると、摩耗などによりケーブルからも微細な粒子が発生する。この粒子をeスキンソフトの防じんチューブにより内部に閉じ込め、空気中への放出を防ぐ。国際標準化機構(ISO)の規格のクラス2に準拠する。
同用途に従来使われてきた製品と比べてねじれが発生しにくく、ファスナーのように開閉させられるためケーブルの挿入もしやすい。