SIer向け商品説明会、画像認識の特設展示が盛況/日本ロボットシステムインテグレータ協会
日本ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は2月21日、都内の大田区産業プラザPiOで「ロボットFA関連商品説明会」を開催した。ロボットユーザーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)など約150人が来場した。
ロボットや周辺機器、ソフトウエアのメーカーなど32社・団体が出展した。会場に入ってすぐのエリアは、ビジョンシステムのメーカーなどが集まる「画像コーナー」とした。久保田会長は「画像認識技術が生産現場で今後ますます必要になるとみており、画像コーナーを設けた。優れた技術をSIerに伝え、さらに業界を盛り上げたい」と狙いを話す。
画像コーナーでは出展者と来場者の活発な商談や技術相談が行われ、ノルウェーに本社を置くZivid(ジビッド)の黒澤和人セールスディレクターは「初めて出展したが、技術をよく理解している来場者ばかりで踏み込んだ話ができた」と語る。中国に本社を置くビジョンシステムのメーカーの日本法人メックマインド(東京都港区、楊培社長)は、昨年発売のビジョンセンサー「Mech-Eye(メックアイ)LSR XL」を展示した。「大型のワーク(対象物)に向けた新機種。ちょうど来場者からタイヤの搬送の自動化に使いたいとの話があり、好感触だった」と担当者は言う。
また画像コーナー以外のエリアも、説明員の話に聞き入ったり、詳細仕様について確認する多くの来場者でにぎわった。
(ロボットダイジェスト編集 水野敦志)
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