ロボット関節に組み込む角度検出用リングに小型サイズ追加/NTN
NTNは9月2日、角度検出センサーシステムを構築するための「複列磁気リング」に小型サイズの「32/31極対シリーズ」を追加した。複列磁気リングは、産業用ロボットの関節などに組み込んで、角度を検出するために使う。高い精度は維持したまま、従来の「64/63極対シリーズ」に比べ外径を2分の1に小型化。軽量化も実現した。
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NTNは9月2日、角度検出センサーシステムを構築するための「複列磁気リング」に小型サイズの「32/31極対シリーズ」を追加した。複列磁気リングは、産業用ロボットの関節などに組み込んで、角度を検出するために使う。高い精度は維持したまま、従来の「64/63極対シリーズ」に比べ外径を2分の1に小型化。軽量化も実現した。
近藤製作所(愛知県蒲郡市、近藤茂充社長)は①自動車部品②FAシステム③ハンド&チャック ロボット周辺機器④スマートファクトリーLabo(ラボ)――の4本柱で事業を展開する。①の自動車部品が源流で、②~④の事業部は自社の自動車部品工場のニーズと、顧客のニーズから派生して設立された。社内で蓄積した技術を生かし、顧客ニーズを形にし続け、業容の拡大につなげた。
自動車では、適材適所で最適な素材を組み合わせる「マルチマテリアル化」が進む。金属部品を樹脂などに置き換えることで大幅に軽量化でき、燃費が向上する。「ロボットでも今後、間違いなく樹脂部品が増える」――。そう見越してロボット向け樹脂部品の提案に力を入れるのが三井化学だ。同社がロボットに注力する理由とは、樹脂で何ができるのか。田和努ロボット材料事業開発室長に話を聞いた。
ロボット用ビジョンセンサーや知能化ロボットシステムを開発、販売するKyoto Robotics(キョートロボティクス、滋賀県草津市、徐剛社長)は9月1日、日本ロジスティクスシステム協会(会長・遠藤信博NEC会長)が主催する「ロジスティクス大賞」を受賞した。
ABBは8月27日、自動車車体の組み立て作業をするロボットシステム「Dynamic Assembly Pack(ダイナミック・アッセンブリー・パック)」の刷新を発表した。
ユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は8月31日、大坂林業(北海道幕別町、松村幹了社長)の苗木生産工程にUR製協働ロボットが導入されたと発表した。自動土投入機に送り込むため、空の育苗用コンテナをコンベヤーに載せる工程を協働ロボットが担う。
THKは9月1日、自律移動型の搬送ロボット「SIGNAS(シグナス)」の受注を開始した。内蔵カメラでサインポストと呼ばれる目印を認識しながら移動する独自の誘導方式で、磁気テープの敷設などが必要ない。サインポストを移動させるだけで、経路の変更ができる。
ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のレステックス(千葉県松戸市、斉藤圭司社長)は、新型コロナウイルス禍が始まるよりずっと以前から、テレワーク制度を採用してきた。コロナ禍が長期化し、4月の緊急事態宣言発令中ほど全面的ではないまでも、部分的にテレワーク制度を維持する企業もある。先駆的に導入した企業はテレワークに伴う問題をどのように解決したのか、斉藤社長に話を聞いた。
日立製作所は8月25日、工場用資材の通信販売会社MonotaRO(モノタロウ)の物流倉庫向けに、搬送設備や倉庫制御システムを受注したと発表した。モノタロウが兵庫県猪名川町に開設する「猪名川ディストリビューションセンター(仮称)」に、日立インダストリアルプロダクツ(東京都千代田区、小林圭三社長)の小型自動搬送ロボット「Racrew(ラックル)」400台など納入する。
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーABBの日本法人、ABB(東京都品川区)のアクセル・クーア社長が8月31日付で退任し、9月1日付でロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業本部長の中島秀一郎氏が社長に昇格した。