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[気鋭のロボット研究者vol.30]位置検出に「光と影」を【前編】/産総研 栗田恒雄 研究グループ長

産業技術総合研究所(産総研)の栗田恒雄グループ長は、産業用ロボットなどの位置姿勢を高精度に検出する技術を開発した。10mm四方で深さ8mmの四角形の凹形状を「3DSマーカー」とし、4つの光源とウェブカメラを組み合わせた検出装置で内部の影を読み取る。その結果からカメラとマーカーの相対位置を検出する。工作機械やロボットなど、座標制御の生産財に幅広く応用できる。

[SIerを訪ねてvol.35]ワークストッカーの設計で、工作機械向けのビジネスを強化/ミルデザイン

ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」も35回目を迎えた。今回は、ファクトリーオートメーション(FA、工場の自動化)関連の専用装置やロボットシステムの設計、製作を手掛けるミルデザイン(長野県茅野市、竹井豪社長)を取材した。従業員数が7人と小規模ながら、設計から立ち上げまで一貫して対応できるのが特徴だ。最近は工作機械用のワークストッカーの設計など、工作機械業界向けのビジネスを強化している。

[特別リポートJIMTOF2022 vol.3] 多台持ちや複数工程を担う

11月8日~13日の6日間、都内の東京ビッグサイトで工作機械展「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF=ジムトフ2022)」が開かれた。同展はビッグサイト全館を使用する国内最大の工作機械展で、会期中に重複なしで11万4158人、重複ありで14万1948人が来場した。特別リポートJIMTOF2022の「vol.3」では、ロボット1台で工作機械を複数台担当(多台持ち)するシステムや、複数工程の作業を担うシステムを取り上げる。

[特別リポートJIMTOF2022 vol.1]熱視線の先はロボット! 日本最大の工作機械展開催

11月8日~13日の6日間、都内の東京ビッグサイトで工作機械展「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF=ジムトフ2022)」が開かれた。同展はビッグサイト全館を使用する国内最大の工作機械展で、会期中に重複なしで11万4158人、重複ありで14万1948人が来場した。工作機械や金属加工業界のロボットへの関心は高く、大手から中堅・中小まで多くの企業がロボットを組み込んだ自動化システムを提案した。

[SIerを訪ねてvol.28]多品種少量の溶接現場にも、効果的な自動化を/三葉電熔社

溶接業界では大手メーカーを中心に、大量生産品の溶接工程で早くから自動化が進んできた。一方、多品種少量生産の多い中小企業の現場では、職人の手作業に頼る場面が多く、自動化が進んでいない。三葉電熔社(東京都文京区、尾崎洋社長)は、そんな中小企業を中心に、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として自動化提案に注力する。元々は溶接に使う溶材を中心に扱う商社だった。しかし、「自動車業界の変革期」が叫ばれ、経営環境は一変。自社の変容も進める中、このSIer事業に光明を見いだす。

需要伸びる小型部品向けに自動化提案を拡充/ヤマト

「自動車業界は電気自動車(EV)へのシフトが進んでおり、小型の電子部品がさらに増える」と期待感を寄せるヤマト(大阪市西区)の永田剛将社長。自社製アルミフレームを使ったパレットチェンジャー「パレ蔵」の他に、パーツフィーダーと組み合わせた小型部品向けのロボットシステムの提案に力を入れる。今後もシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)としてノウハウを蓄積し、顧客の手が届きやすいパッケージ製品の開発に取り組むという。

[特集 ロボットテクノロジージャパンvol.6]工機到来! 見どころは「ロボ×工作機械」

RTJ2022ならではの特徴に、数多くの工作機械メーカーが出展することが挙げられる。産業用ロボットと工作機械が融合した自動化システムが、今回展の見どころの一つになるだろう。機械加工分野向けのロボットの出荷額は、工作機械の長納期化などを受けて足元では減少傾向にあるが、製造現場の自動化ニーズは依然として大きい。会場でも自動化を求める来場者と、自動化提案に注力する工作機械メーカーとの間で熱い商談が期待できそうだ。

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