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協働ロボット

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自動化は協働ロボで柔軟に! 北陸の工作機械メーカーが掲げる「スリートップ戦略」/中村留精密工業

中村留精密工業(石川県白山市、中村健一社長)は創業70周年を機に、「工作機械」「ソフトウエア」「オートメーション」の3つの分野で質的なトップを目指す「スリートップ戦略」を新たに掲げた。オートメーションの分野では①スピード②スペース③フレキシビリティー(柔軟性)――の3つを追求する考えで、最近は人と一緒に働ける協働ロボットを使った柔軟性の高い自動化提案に力を入れる。2019年5月に金沢市で開かれた「MEX金沢2019」でも、協働ロボットを使った自動化システムなど、スリートップ戦略を具体化した展示物を披露した。

導入検討の最初の一歩が“超”手軽に/ユニバーサルロボット

デンマークのロボットメーカー、ユニバーサルロボット(日本支店=東京都港区、山根剛ゼネラルマネジャー)が提供するオンラインサービス「アプリケーションビルダー」が6月、日本語に対応した。同社のウェブサイト上から「ロボットに何をさせたいか」「可搬質量はどれくらい必要か」「どういったハンドを使うか」などを選択。すると組みあがったロボットシステムの動作イメージが即座に表示される。このサービスは無料で、誰でも簡単に使えるらしい。本当だろうか? 記者が実際に使ってみた。

[注目製品PickUp!vol.16]「安全第一」を地で行く協働ロボット【後編】/ダイアディックシステムズ

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を取り上げる連載企画「注目製品PickUp!」。16回目を迎えた今回は、電動シリンダーやサーボモーターを製造、販売するダイアディックシステムズ(金沢市、鶴海正隆社長)が2018年10月に発売した協働ロボット「DSR02-400」を紹介する。DSR02-400は、4軸の水平多関節(スカラ)タイプの協働ロボットだ。他社の協働ロボットは垂直多関節タイプが多い中、スカラタイプを採用した理由も、前編で紹介した「本質安全」の考え方にあった。

[注目製品PickUp!vol.16]「安全第一」を地で行く協働ロボット【前編】/ダイアディックシステムズ

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を取り上げる連載企画「注目製品PickUp!」。16回目を迎えた今回は、電動シリンダーやサーボモーターを製造、販売するダイアディックシステムズ(金沢市、鶴海正隆社長)が2018年10月に発売した協働ロボット「DSR02-400」を紹介する。鶴海社長は「本質安全を目指して開発した」と話す。本質安全とは何だろうか? 前編では、本質安全を実現するために取り入れた工夫やDSR02-400の特徴を解説する。

[特集FOOMA JAPAN]自動車用技術を生かし食品をつかむ/デンソーウェーブ

デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)の食品産業に向けた提案は、専用機などを紹介する他社とは一味違う。自動車部品などの工場で使う多関節ロボットに食品をつかませ、食材を搬送したり整列させる作業を披露。来場者が使い方をよりイメージできるような具体的な提案を用意する。ただし、一般的な産業用ロボットをそのまま食品産業で使用することは、安全や衛生の面から難しい。そこで同社は、これまでグループ内の自動車部品工場などで培ったロボット技術を生かしながら、食品向けにプラスα(アルファ)の機能を付加する。食品製造工場で課題の人手不足の解消に貢献する。

[特集FOOMA JAPAN]搬送と検査の自動化デモを披露/オムロン

体温計や血圧計など一般になじみのあるヘルスケア製品から工場の自動化(ファクトリーオートメーション、FA)関連機器まで幅広い事業を手掛けるオムロン。2019年7月9日に開幕する食品産業向けの見本市「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」には、ロボットを含めたFA関連機器を展示し、食品産業が抱える課題の解決策を提案する。食品産業では単にロボットを使った搬送だけではなく、検査工程や品質保証まで含めて自動化する必要があるという。FOOMA JAPAN2019でも、協働ロボットや自動搬送ロボット、画像センサーなどを融合した搬送と検査の自動化デモを披露する。

[特集FOOMA JAPAN]食の上流も自動化、最前線のエッセンスを会場で/安川電機

安川電機は、「中食(なかしょく)」市場向けの自動化提案に力を入れる。現在は特定の顧客と共に、食品工場向けシステムの開発や検証を進めており、その成果の一端を7月9日~12日に開かれる「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」で披露する。省スペースや衛生管理など、食品製造の現場のニーズをくみ取ったロボットシステムを展示する計画だ。「『食品産業の自動化なら安川』のイメージを浸透させたい」と高宮浩一取締役常務執行役員は語る。

[注目製品PickUp!vol.15]シンプルなシステムで導入しやすく【後編】/川崎重工業「duAro」

柔軟な運用ができるduAro(デュアロ)は、中小企業も導入しやすい。ユーザーのニーズにより広く応えるべく、2018年6月に「duAro2」(デュアロ2)を発売した。上下方向のリーチや可搬質量を拡大し、台車をよりコンパクトにした。今後、後継機種の開発に向けて性能や機能の強化と、コンセプトである「Easy to Use(イージー・トゥ・ユース=簡単に使える)」の両立に挑戦する。

[注目製品PickUp!vol.15]シンプルなシステムで導入しやすく【前編】/川崎重工業「duAro」

川崎重工業の協働型の双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)」は、信頼性の高い既存のスカラロボットの技術と、直感的にティーチングできるソフトウエア技術、それらの技術を生かすアイデアをもとに開発された。垂直関節型の双腕ロボットに比べて軸数(動きの自由度)を少なくしたことと、機能的な工夫により、制御やティーチングがしやすいのが特徴だ。人の隣に並べて設置できる協働ロボットなので、さまざまな現場に導入できる。

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