売上収益も利益も過去最高、2023年2月期決算/安川電機
安川電機は4月7日、2023年2月期(22年3月~23年2月)の決算を発表した。
国際財務報告基準(IFRS)を適用しており、売上高に当たる売り上げ収益は前年同期比16.0%増の5559億5500万円、営業利益は同29.2%増の683億100万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は35.0%増の517億8300万円となった。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
RECENT POSTS
安川電機は4月7日、2023年2月期(22年3月~23年2月)の決算を発表した。
国際財務報告基準(IFRS)を適用しており、売上高に当たる売り上げ収益は前年同期比16.0%増の5559億5500万円、営業利益は同29.2%増の683億100万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は35.0%増の517億8300万円となった。
安川電機は4月3日、北九州市の本社講堂で入社式を行った。新入社員は政府方針に基づきマスク着用を任意とし、同社役員はマスクを外して入社式に臨んだ。今年度入社したのは、昨年度より3人多い95人。うち男性は77人、女性は18人で、大学および大学院卒が63人を占めた。昨年度に引き続きオンラインでの選考だったため、新入社員がそろって顔を合わせるのは入社式が初となった。
丸栄(広島市中区、立木陽子社長)は、広島名物のかきの養殖に欠かせない道具を製造する。その道具とは、直径2mmの小さな穴を開けたほたての貝殻。穴に針金を通して海中に沈めておくと、生まれたばかりのかきが貝殻の上で育つ。同社は年間2億枚もの貝殻を加工し、国内の多くの養殖業者に供給している。その生産能力を支えるのが、総勢8ライン24台のパラレルリンクロボットだ。「ロボット化以前は設備の老朽化により生産性が低下していた。何とか生産量を確保しなければならないとの執念でロボット化した」と立木大専務は語る。
安川電機は2月20日、自動車生産ラインの塗装工程で、搬送コンベヤーに追従しながら自動車のドアを開閉するオープナーロボット「MOTOMAN(モートマン)-MPO10L」を発売した。可搬質量は10kg、最大リーチは2550mm。
東京都江東区の東京ビッグサイトで1月25日~27日、「ファクトリー・イノベーション・ウイーク」などロボット関連の展示会が同時開催された。来場者の注目を集めたのは、検査工程や物流の自動化だ。従来よりも作業内容が複雑で高度な用途の提案が目立った。また、新技術の展示も多く、近未来を感じさせる提案に来場者は足を止めた。
「ロボットダイジェスト」を運営するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、樋口八郎社長)は1月12日、名古屋市内で年始イベント「2023FA業界新年賀詞交歓会」を開催した。ファクトリーオートメーション(FA、工場の自動化)業界の関係者ら686人が参加した。目玉は、「どうなる今後のFA業界」と題して実施された新春トップインタビュー。日本ロボット工業会などFA関連業界の6団体の会長や副会長が登壇し、今年の業界見通しや重点施策を熱く議論した。トップインタビューの司会は、ニュースダイジェスト社の樋口社長が務めた。
ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第15回は、大手ロボットメーカーの安川電機でロボットアームの設計をする青島知美さんを紹介する。「ロボットアームには、高速、高精度、低コストが求められます。相反する条件を満たす必要があるのが難しい」と話す青島さん。一方、「自分が開発に携わったロボットがお客さまの現場で活躍していると聞くのは、やっぱり嬉しいですよね」と笑う。「いつか、ロボット単体だけでなく、システム全体を設計してみたい。それが将来の目標です」と言う。
安川電機は12月23日、次期社長にロボット事業部長の小川昌寛代表取締役専務執行役員が内定したと発表した。就任予定日は2023年3月1日。小笠原浩会長兼社長は、代表権のある会長に専念する。小川新社長は、従来小笠原会長兼社長が兼任してきた人づくり推進担当、ICT戦略担当も引き継ぎ、新たに技術開発本部長も兼任する。
安川電機は11月15日、実演教示パッケージ「MOTOMAN-Craft(モートマンクラフト)」を発売した。人の動きや力加減をセンシングする専用デバイスを使い、熟練を要する複雑な動作や微妙な力加減を数値化。プログラムを自動生成し、ロボットでその動作を再現する。研磨などの自動化に最適で、加工対象物(ワーク)の位置のずれにより押し付け力が変わってしまう場合は、ロボットシステムが作業を繰り返す中で学習し、自動で力加減を調整する。
大手工作機械メーカーのオークマは10月25日、工作機械やロボット、各種周辺機器で構成された「加工セル」を制御する専用コントローラー「smarTwinCELL(スマートツインセル)」を開発したと発表した。製造現場のオペレーターがロボットや周辺機器を含めた加工セル全体を簡単に操作できるのが特徴だ。家城淳社長は「システムインテグレーター(SIer)の労力を最小化したい」と語る。