2025.03.03 神戸工科高校で遠隔操作型の溶接ロボットの特別授業 Tweet 遠隔操作ロボットで溶接をする特別授業が2月14日、神戸市立神戸工科高校で実施された。ロボティクスコースの3年生11人が参加。システムインテグレーターの高丸工業(兵庫県西宮市、高丸正社長)が協力し、高丸泰幸専務が講師を務めた。 授業では、同社顧客のKPファクトリー(兵庫県三木市、吉崎真一社長)に設置されたロボットを教室のパソコンと接続。高丸専務のレクチャーに続いて学生がパソコンを操作し、実際に溶接をした。 学生からは「マスクを付けなくていいのが楽」「服に穴が開かない」「こんなアルバイトがあればやってみたい」などの声が聞かれた。高丸専務は「少しのレクチャーですぐに操作できるようになった。普段からデジタル機器に親しんでいるので、習熟も早そう」と話す。 実際に溶接が始まると歓声が ベテラン職人も顔負けのきれいな溶接に 最新のロボット技術に、多くの学生が興味を示した 同校の恒松良太ロボティクスコース長は「手溶接や実際にロボットを使う授業はあるが、最新のロボットシステムに触れる機会はほとんどない。いい学びになったと思う」と言う。 高丸専務は「これをきっかけにロボット業界に興味を持ってもらえたら。パソコンとモニターを設置できればどこでも接続できるので、出前授業などの要望があればできるだけ対応したい」と語る。 (ロボットダイジェスト編集部 松川裕希) 関連記事:[SIerを訪ねてvol.6]人材育成に力を入れる専業SIer【前編】/高丸工業 関連記事:[インタビュー]システムはSIerが作る/高丸工業 高丸正社長 関連記事:[2023国際ロボット展リポートvol.10] 独自色を出すSIer【前編】/高丸工業ほか