ウィズコロナで活況、専門展に見る最新ロボット提案【後編】
新型コロナウイルス感染症の影響で対面型の展示会が延期や中止となる中、10月21日~23日の3日間、名古屋市内でロボット関連や自動車関連など複数の専門展が同時開催された。コロナと共存する「ウィズコロナ」の時代には、人との接触を減らすためにロボットが重要になるが、会場ではどのような自動化提案が見られたのか? 後編でもユニークなロボットシステムを数多く紹介する。
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新型コロナウイルス感染症の影響で対面型の展示会が延期や中止となる中、10月21日~23日の3日間、名古屋市内でロボット関連や自動車関連など複数の専門展が同時開催された。コロナと共存する「ウィズコロナ」の時代には、人との接触を減らすためにロボットが重要になるが、会場ではどのような自動化提案が見られたのか? 後編でもユニークなロボットシステムを数多く紹介する。
ノルウェーに本社を置くオートストアは10月27日、自動倉庫「オートストア」の処理能力を高める制御ソフトウエア「Router(ラウター)」を開発したと発表した。オートストアのオプションとして提供する。
新型コロナウイルス感染症の影響で、オンライン版ではない対面型の展示会が延期や中止となる中、名古屋市内でロボット関連の専門展など複数の展示会が同時開催された。コロナと共存する「ウィズコロナ」の時代には、人との接触を減らすためにロボットが重要になるが、会場ではどのような自動化提案が見られたのか? 前編、後編の2回にわたりリポートする。
ABBは10月21日、ドイツ・ハノーバーにあるフォルクスワーゲン(VW)コマーシャルビークルの工場にロボット800台を納入すると発表した。2022年に生産開始予定の、新世代の電気自動車(EV)の車体製造に使用する。
ロボットのシステム構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の業界団体、FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は10月19日、ウェブセミナー「中小企業におけるロボット導入事例紹介セミナー」を開催した。SIerの会員企業や公的機関の関係者など約150人が視聴した。
中小企業基盤整備機構(中小機構)近畿本部は10月19日、中小製造業へのロボット導入支援を始めると発表した。ロボット導入のためのセミナーや見学会、個別助言を実施する。熟練作業者の勘やコツをデジタル制御で再現するロボット導入をきっかけに、デジタル技術やデータの活用で事業を変革するデジタル・トランスフォーメーション(DX)の実現を目指す。
ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のHCI(大阪府泉大津市、奥山剛旭社長)は11月12日、大阪府泉大津市の複合商業施設「アルザタウン泉大津」内にロボットと人工知能(AI)の展示施設「HCIロボット・AIラボ」を開設する。
大手工作機械メーカーのDMG森精機は10月19日、欧州最大の生産拠点であるドイツ・フロンテン工場内に「monoBLOCK(モノブロック)エクセレンスファクトリー」を新設し、稼働を開始したと発表した。5軸制御マシニングセンタ「モノブロックシリーズ」などを製造する工場で、広さは約4000㎡。自動化・デジタル化のモデル工場として、最新鋭のシステムを多数導入した。
クラボウは10月19日、自社の3次元ビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」を使った「フラットケーブル高速挿入ロボットシステム」の受注を開始した。このシステムは、クラセンスとセイコーエプソン製の小型ロボット、力覚センサーなどを組み合わせたもの。
高島ロボットマーケティング(TRM、東京都千代田区、中才悦夫社長)は、安全柵なしで設置できる協働ロボットのレンタル事業に注力する。「TRMの特徴は『短期間レンタル』と『プログラム準備済みパッケージの提供』」と中才社長は話す。ロボットを稼働させるにはシステム構築や、ロボットに動きを覚えさせるティーチングなどの作業が必要だが、パッケージとして事前準備することでこの手間を大幅に軽減できる。また、短期間レンタルにより「現場で有効に使えるのか、少しだけ試したい」というニーズにも対応する。「このサービスを利用してもらえれば、協働ロボットの導入検討時の困りごとを軽減できる」と中才社長は言う。