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専門展で見た! ロボットや物流関連の最新提案【後編】

10月27日~29日の3日間にわたり、ロボットや物流機器関連の専門展が名古屋市内で開催された。自動化技術を求める来場者に向け、数多くの企業が最新のロボット関連製品などをPRした。後編ではロボットシステムのインテグレーター(SIer、エスアイアー)や周辺機器メーカー、物流機器メーカーの展示物を取り上げる。

専門展で見た! ロボットや物流関連の最新提案【前編】

新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にある中部地区では今年10月、さまざまな産業見本市が相次いで開催された。10月20日~23日には工作機械展「メカトロテックジャパン(MECT)2021」が、10月27日~29日にはロボットや物流機器関連の専門展などがそれぞれ名古屋市内で開かれた。ロボットや物流の専門展では、自動化技術を求める来場者に向けて数多くの企業が最新のロボット関連製品などを提案した。

世界でも珍しい? 中村留が機内ロボット開発/中村留精密工業

工作機械メーカーの中村留精密工業(石川県白山市、中村健一社長)が、多品種少量生産向けの自動化戦略を強化している。①スピード②スペース③フレキシビリティー(柔軟性)――の3つの切り口で自動化機器を開発し、今年7月には省スペースと柔軟性を兼ね備えた機内ロボット「Flex Arm(フレックスアーム)」を発売。被加工物(ワーク)とチャックの爪交換を自動化できる。中村匠吾専務は「世界でも珍しい製品」と強調する。

ロボ用アパレルメーカーが協働ロボット向けアームカバーに参入/Rocket Road

ロボット用アパレルブランド「ROBO-UNI(ロボユニ)」を展開するRocket Road(ロケットロード、福岡市城南区、泉幸典社長)は9月30日、協働ロボット用アームカバー「ロボユニカバーウェア」を発売した。デンマークのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)の協働ロボット向けで、同メーカーの公認製品「UR+」の認証も取得した。

自律走行ロボットシステムを発売/DMG森精機

工作機械大手のDMG森精機は、ワーク(被加工物)の搬送や着脱を自動化する搬送システム「WH-AGV5」を10月1日から販売すると発表した。同システムは無人搬送車(AGV)と協働ロボットを組み合わせたものだ。磁気テープやマーカーなしで工場内を走行し、協働ロボットのアームでワークを工作機械から直接着脱できる。

愛同工業の自動車部品工場に協働ロボ導入/ユニバーサルロボット

 協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は9月13日、自動車部品の相手先ブランドでの製造(OEM)をする愛同工業(愛知県大府市、渡辺裕介社長)の複数の製造工程に、同社の協働ロボットが採用されたと発表した。加工設備への材料の付け外しなどを協働ロボットが担う。

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