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生産ラインの構築を顧客との協調領域に/日立オートメーション 新井美帆社長

日立製作所グループで自動化関連の「ロボットシステムインテグレーション(ロボティクスSI)事業」を担う日立オートメーション(東京都大田区、新井美帆社長)は工場や生産ライン全体の提案を得意とする。特に最近はデジタル技術を組み合わせた自動化提案に注力する。新井社長は「時代の変化に対応するために、生産ラインや一部の生産技術も協調領域にするべき」と提唱する。

人手不足に直面! 米国製造業で「自動化は必須」に【後編】/IMTS2024

9月9日~14日の6日間、米国イリノイ州シカゴの展示会場マコーミックプレイスで「IMTS(米国国際製造技術展)2024」が開かれた。11万3947㎡の展示面積に1737社がブースを構え、来場登録者は8万9020人を記録した。IMTSには産業用ロボットメーカーも複数出展し、日本の展示会では見せたことのないアプリケーションを披露した。特に協働ロボットや人工知能(AI)の展示は大きな注目を集めた。

[ロボットが活躍する現場vol.41]効果的な自動化システムの構築法とは/象印チェンブロック

象印チェンブロック(大阪府大阪狭山市、津田晴将社長)は、工作機械へのワーク(加工対象物)のローディングとアンローディングを産業用ロボットで自動化する。扱うワークに合わせてエンドエフェクターやワークストッカーを内製するなど、ロボットがより活躍できる環境作りにも余念がない。自動化システムの導入に関して、苦労や工夫した点などを尋ねたら、今後自動化システムの導入を検討する読者の役に立つ話を聞くことができた。

[ロボットが活躍する現場 vol.40]ロボット化で多品種でも生産量を上げる/金久保製作所

金久保製作所(さいたま市岩槻区、武野谷翔吾社長)は精密機械部品の加工技術に優れ、製造工程で5台のロボットを活用する。加工機へのワーク(加工対象物)供給作業をロボット化することで、多品種の量産を実現した。武野谷社長は「これまで自動化を進めてきたがまだまだ足りない。今後導入するなら、やはりシンプルで扱いやすいロボットが良い」と話す。

[注目製品PickUp! vol.72] 屋内外搬送の自動化で作業者の負担を軽減/eve autonomy「eve auto」

ヤマハ発動機と自動運転ソフトウエアの開発を手掛けるティアフォー(名古屋市中村区、加藤真平社長)の共同出資会社eve autonomy(イブ・オートノミー、 静岡県磐田市、星野亮介最高経営責任者<CEO>)は屋内外対応型の無人搬送ソリューション「eve auto(イブ・オート)」を提供する。星野CEOは「屋内外の搬送作業を自動化し、作業者の負担を軽減したい」と語る。今年は「納得の2台目」をキャッチフレーズに掲げ、イブ・オートのさらなる普及を目指す。

通期見通しは下方修正、次世代ロボットは成長のエンジンになると確信/安川電機

安川電機は10月4日、2025年2月期の第2四半期(3月~8月)決算を発表した。国際会計基準(IFRS)に準拠し、売上高にあたる売上収益は前年同期比9.5%減の2615万7300万円、営業利益は同30.7%減の229億2600万円、税引前利益は同29.3%減の244億2700万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同27.1%減の180億2600万円と、大幅な減収減益となった。小川昌寛社長は「豊富な受注残に支えられた昨年度と比べ売上高が減少した」と話し、受注で見れば微増しているという。

「植物工場なら日本は勝てる!」、日本にオープンイノベーション拠点開設【後編】/Oishii Farm 古賀大貴CEOインタビュー

Oishii Farm Corporation(オイシイファームコーポレーション)は、植物工場でイチゴを生産する米国のベンチャー企業だ。植物工場は自社開発で、日本のオートメーション技術と施設園芸の技術を組み合わせた。「植物工場は日本の技術が生かせる分野。今後、農作物を植物工場で生産することが一般的になると、自動車に匹敵する産業として巨大な設備投資需要も生まれる」と古賀大貴最高経営責任者(CEO)兼共同創業者は語る。来年には植物工場をさらに進化させるため、日本にオープンイノベーション拠点を開設し、日本企業との連携強化を図る。

ロボティクス事業所を増改築、「成長領域に投資」/ヤマハ発動機

ヤマハ発動機は9月17日、今年6月に増改築が完了した浜松市中央区にある浜松ロボティクス事業所(=写真上)のお披露目会とロボティクス事業の設立40周年を祝うセレモニーを開催した。同事業所は半導体チップをプリント基板に載せる主力製品の「表面実装機」の他、スカラロボットやリニア搬送システムなどのFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)製品の開発、製造、販売を担う。

「植物工場なら日本は勝てる!」、日本にオープンイノベーション拠点開設【前編】/Oishii Farm 古賀大貴CEOインタビュー

Oishii Farm Corporation(オイシイファームコーポレーション)は、植物工場でイチゴを生産する米国のベンチャー企業だ。植物工場は自社開発で、日本のオートメーション技術と施設園芸の技術を組み合わせた。「植物工場は日本の技術が生かせる分野。今後、農作物を植物工場で生産することが一般的になると、自動車に匹敵する産業として巨大な設備投資需要も生まれる」と古賀大貴最高経営責任者(CEO)兼共同創業者は語る。来年には植物工場をさらに進化させるため、日本にオープンイノベーション拠点を開設し、日本企業との連携強化を図る。

[国際物流総合展2024 vol.4]不慣れでも、自動搬送を簡単に/トヨタL&F、ハクオウロボティクス、リードテック、岡谷鋼機、山善ほか

9月10日~13日、東京都江東区の東京ビッグサイトでアジア最大級の物流総合展「国際物流総合展2024」が開催された。出展者数と来場者数は共に過去最多を記録するなど、会場は活気にあふれた。物流現場や生産現場の工程間では、物を移動させる作業が多い。そういった際に自動搬送を担う無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)、無人搬送フォークリフト(AGF)では、不慣れな人でも簡単に扱える技術が多く提案された。

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