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遠隔ロボットでデータセンター保守の実証実験を開始/NTT Com、東京ロボティクスほか

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(NTT Com、東京都千代田区、丸岡亨社長)や東京ロボティクス(東京都文京区、坂本義弘社長)は共同で、データセンターの運用保守業務にリアルタイム遠隔制御ロボットを活用する実証実験を10月に開始する。アームの先端にカメラとライトを搭載した移動式ロボットを使い、サーバーの稼働状態を示すランプの確認などを遠隔地から行う。「将来的にはデータセンターの保守運用だけでなく、さまざまな分野にロボットのリアルタイム遠隔制御を提案したい」とNTT Comの新規事業責任者の丸山純平主査は意気込む。

[ショールーム探訪vol.18]虎ノ門で、ロボットの未来を体感/ゼアーレボ「未来ファクトリー」

ゼアーレボ(東京都港区、黒土浩太郎社長)は、協働ロボットを活用した自動化システムの設計などを手がける。今年6月、港区虎ノ門にショールーム「未来ファクトリー」を開設した。多くの人々が行き交うビジネス街で、ロボットの自動化システムを誰でも見られる貴重な場所だ。黒土社長は「子どもたちやこれまで製造業に縁遠かった人たちも、ロボットを身近に感じられる場所にしたい」と語る。

[活躍するロボジョvol.25]マテハンシステムの開発を選んでよかった/ダイフク 石原歩実さん

ダイフクは保管や搬送、仕分け、ピッキングを高効率化するマテリアルハンドリング(マテハン)システムの総合メーカーだ。入社3年目の石原歩実さんはマテハンシステムの設計と開発を担当する。自動倉庫で使うリフター(昇降機)の他に、ロボットの開発にも携わる。「就職活動の時はマテハンシステムの開発かソフトウエアの開発のどちらに進もうかとても迷った。今はダイフクを選んでよかったと思える」とほほ笑む。

新事務所の開所式で、国内の深耕を誓う/オートストアシステム

ノルウェーに本社を置くオートストアの日本法人、オートストアシステム(東京都港区、安高真之社長)はこのほど、東京都港区に事務所を移転した。9月12日には新事務所で開所式を開催した。ノルウェー本社やノルウェー大使館、販売を手掛けるパートナー企業などから約50人が出席して開所を祝った。安高社長は「日本市場でも順調に規模拡大して、旧事務所は手狭だった。3倍ほどの大きさとなった新事務所も、また手狭にするくらいの勢いでさらなる拡大を狙いたい」と、笑いを交えながら意気込んだ。

初の社外向け技術展示会を開催/パナソニックホールディングス

パナソニックホールディングスは9月13日・14日の2日間、大阪府門真市の拠点「パナソニック・クロスシー・カドマ」で、技術展示会「Panasonic Corporate R&D Technology Forum 2023(パナソニック・コーポレート・R&D・テクノロジー・フォーラム2023)」を開催した。同社が社外向けに技術展示会を開催するのは初の試み。自律走行型搬送ロボット(AMR)や搬送ロボット向けのソフトウエアの技術提案も見られた。

[ロボットが活躍する現場vol.30]容易な溶接をAIで自動化/フジムラ製作所

フジムラ製作所(埼玉県川口市、藤村智広社長)は今年6月、ティーチング(教示)作業を人工知能(AI)で自動化した溶接ロボットシステムを稼働した。加工対象物(ワーク)の形状が変わるたびに技術者がティーチングする必要がないため、多品種少量生産にも適用しやすい。比較的容易な溶接を自動化し、熟練の溶接工が難易度の高い仕事に集中できるようにするのが狙いだ。今後はバージョンアップを重ね、年内には容易な溶接の大部分を同システムでカバーできる体制を整えるという。

3社合同展で、移動双腕ロボが自ら充電/THK、SMC、ハーモニック・ドライブ・システムズ

THKとSMC、ハーモニック・ドライブ・システムズの要素機器メーカー3社が8月31日と9月1日、東京都内で「3社合同メカトロニクスショー」を開催した。産業機械メーカーの開発部門や大手メーカーの生産技術部門など1000人超が来場した。3社の製品や技術を生かした搬送ロボットのデモ機などが来場者の目を引いた。

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